Yahoo! ニュース桑田残留!巨人で200勝目指す - スポーツ報知
巨人の桑田真澄投手(36)が巨人に残留することが10日、分かった。9日に清武英利球団代表(54)と直接会談し、来季も戦力であることを確認したことで、残留を決意した。桑田は200勝を達成するために先発ローテーション入りを希望。構想外なら米大リーグを含めた他球団への移籍をほのめかしていた。気持ちの整理がついたことで桑田は来季、投手人生の集大成を見せる。
桑田が確認したいことは1点だけだった。来季も戦力なのか、それとも構想外なのか。200勝を野球人生の最終目標に定めているベテランにとって、マウンドに立てるか否かは死活問題だった。10日、東京・神田錦町の球団本部で会見した清武代表は「来シーズンも巨人でやっていくということ。(他の選手と)競争するんだと本人も言っている」と来季も残留することで決着したことを示唆した。
桑田は「来季も戦力だ」という言葉を得られたことで気持ちの整理がつき、残留を決意したようだ。約1時間の会談でチームのこと、来季への抱負、200勝を目指す決意などを熱っぽく語ったという。
清武代表によると、直接会談は桑田が手術した右ひじの検査渡米から帰国後、「適当な時間を見つけて話そう」と約束していた。スケジュールの都合で遅れている合間に、不安と不満は膨らんだ。堀内監督はチーム再建のため若手、ベテランを問わない競争原理を強く打ち出した。工藤、桑田も例外ではなかった。
この方針が間接的に桑田の耳に入った。構想外なのでは?と不安にかられた。現役通算172勝。究極目標の200勝を達成するためには、先発ローテーション入りが前提条件になる。戦力外なら他球団への移籍も考えなければならない。思わず「名球会入り? 今では日米通算200勝でも認められますから」と米大リーグ入りさえほのめかし、不安を漏らした。
誤解が誤解を生んだ。桑田が先発ローテを訴えるたび、堀内監督は「気持ちは分かる。それならば来春のキャンプで(実力を)見せろ」と正論を語るしかなかった。失格のらく印は押していない。それなのに、桑田は職場を失うかもしれない不安にかられた。清武代表は堀内監督の真意を代弁した。桑田は笑顔で理解したという。
不安にかられたのも、不満を漏らしたのも、根底には巨人で200勝を達成したい希望があるから。清原よりひと足早く残留が決まったことで、桑田は先発ローテ入りをかけて、20年の野球人生の集大成を見せる。厳しい生存競争は、もう始まっている。
◆「桑田騒動」のこれまでの経過
▼9月下旬 コーチ兼任案が浮上するも桑田がこれを断り、来季も現役一本で勝負することが明らかに。
▼ 10月17日 右ひじの定期検査のため米ロサンゼルスへ出発。20年目となる来季先発ローテーション入りに再挑戦することを宣言。
▼同20日 米国から帰国。成田空港で来季について、あと28勝に迫っている200勝達成を最優先にしたい考えを明らかに。「巨人には愛着があるけれど(投げられる)チャンスがあるところで投げたい」と他球団、メジャーへの移籍を示唆した。
▼同22日 球団に対して異例の直接会談を要求。先発ローテ入りの確保へ、球団の来季の構想や方針を直接聞く考えを明らかに。
▼11月4日 堀内監督が秋季キャンプ地の宮崎で桑田に対し「200勝にこだわるのはいいことだけど、競争社会。力のないものは落ちていく。ベテラン、実績なんてあってないようなもの」とゲキを飛ばした。
▼同7日 桑田が堀内発言などについて「調査します。球団に直接聞いてみます」と話し、これを宮崎で聞いた堀内監督が「オレの言っていることは正論だ」と反論。
桑田投手が現役を続行するのには、自分も異論はない。
堀内監督の言うように、あとは実力があるかないか、のみだからだ。
ただ、「200勝」にあまりこだわりすぎるのは、どうなのか、という気も…。
(恐らく、達成するかしないかで、引退後の人生も大きく変わるのだろうけど…)
誰とは言わないが、
既にヨレヨレで、どう考えても1軍の実力は無いのに、
「名球会」を目指して、何とか使ってもらい、やっとこさ記録達成。
結局、202勝とか、2005本とか、
明らかに「名球会」が目的になっていた晩年を送っていた選手。
チーム、球団も、本人に「もう、辞めときなよ」と言えないもんだから、
「もー、早く達成させて辞めさせよう。他に使いたい若手がいるんだから」
という気持ちがアリアリの選手起用。
そんなもん見せられても、ちっとも面白くない。
私は中日の落合監督は個人的には好きではないが、
考え方には賛同するところが多い。(技術ももちろん、認める)
その一番が、名球会入会を拒否したことと、その理由。
確か、
「200勝、2000本が達成できなくとも、素晴らしい選手は大勢いる。
その数字の区切りだけで、功績や栄誉を分けるのは同調できない。」
といった主旨だったと思う。
これこそ、非常に論理性・妥当性のある考え方。
桑田投手は個人的に好きな選手だし、
芸術的な投球術は長く見ていたいが、
“しがみつく”ことだけは、して欲しくない。
力があるなら、どの球団でもプレーして欲しいが、
最後は自分で、投球同様に冷静な判断をして欲しい。
記録は、達成する事そのものよりも、
達成の仕方もまた重要な気がする。
巨人の桑田真澄投手(36)が巨人に残留することが10日、分かった。9日に清武英利球団代表(54)と直接会談し、来季も戦力であることを確認したことで、残留を決意した。桑田は200勝を達成するために先発ローテーション入りを希望。構想外なら米大リーグを含めた他球団への移籍をほのめかしていた。気持ちの整理がついたことで桑田は来季、投手人生の集大成を見せる。
桑田が確認したいことは1点だけだった。来季も戦力なのか、それとも構想外なのか。200勝を野球人生の最終目標に定めているベテランにとって、マウンドに立てるか否かは死活問題だった。10日、東京・神田錦町の球団本部で会見した清武代表は「来シーズンも巨人でやっていくということ。(他の選手と)競争するんだと本人も言っている」と来季も残留することで決着したことを示唆した。
桑田は「来季も戦力だ」という言葉を得られたことで気持ちの整理がつき、残留を決意したようだ。約1時間の会談でチームのこと、来季への抱負、200勝を目指す決意などを熱っぽく語ったという。
清武代表によると、直接会談は桑田が手術した右ひじの検査渡米から帰国後、「適当な時間を見つけて話そう」と約束していた。スケジュールの都合で遅れている合間に、不安と不満は膨らんだ。堀内監督はチーム再建のため若手、ベテランを問わない競争原理を強く打ち出した。工藤、桑田も例外ではなかった。
この方針が間接的に桑田の耳に入った。構想外なのでは?と不安にかられた。現役通算172勝。究極目標の200勝を達成するためには、先発ローテーション入りが前提条件になる。戦力外なら他球団への移籍も考えなければならない。思わず「名球会入り? 今では日米通算200勝でも認められますから」と米大リーグ入りさえほのめかし、不安を漏らした。
誤解が誤解を生んだ。桑田が先発ローテを訴えるたび、堀内監督は「気持ちは分かる。それならば来春のキャンプで(実力を)見せろ」と正論を語るしかなかった。失格のらく印は押していない。それなのに、桑田は職場を失うかもしれない不安にかられた。清武代表は堀内監督の真意を代弁した。桑田は笑顔で理解したという。
不安にかられたのも、不満を漏らしたのも、根底には巨人で200勝を達成したい希望があるから。清原よりひと足早く残留が決まったことで、桑田は先発ローテ入りをかけて、20年の野球人生の集大成を見せる。厳しい生存競争は、もう始まっている。
◆「桑田騒動」のこれまでの経過
▼9月下旬 コーチ兼任案が浮上するも桑田がこれを断り、来季も現役一本で勝負することが明らかに。
▼ 10月17日 右ひじの定期検査のため米ロサンゼルスへ出発。20年目となる来季先発ローテーション入りに再挑戦することを宣言。
▼同20日 米国から帰国。成田空港で来季について、あと28勝に迫っている200勝達成を最優先にしたい考えを明らかに。「巨人には愛着があるけれど(投げられる)チャンスがあるところで投げたい」と他球団、メジャーへの移籍を示唆した。
▼同22日 球団に対して異例の直接会談を要求。先発ローテ入りの確保へ、球団の来季の構想や方針を直接聞く考えを明らかに。
▼11月4日 堀内監督が秋季キャンプ地の宮崎で桑田に対し「200勝にこだわるのはいいことだけど、競争社会。力のないものは落ちていく。ベテラン、実績なんてあってないようなもの」とゲキを飛ばした。
▼同7日 桑田が堀内発言などについて「調査します。球団に直接聞いてみます」と話し、これを宮崎で聞いた堀内監督が「オレの言っていることは正論だ」と反論。
桑田投手が現役を続行するのには、自分も異論はない。
堀内監督の言うように、あとは実力があるかないか、のみだからだ。
ただ、「200勝」にあまりこだわりすぎるのは、どうなのか、という気も…。
(恐らく、達成するかしないかで、引退後の人生も大きく変わるのだろうけど…)
誰とは言わないが、
既にヨレヨレで、どう考えても1軍の実力は無いのに、
「名球会」を目指して、何とか使ってもらい、やっとこさ記録達成。
結局、202勝とか、2005本とか、
明らかに「名球会」が目的になっていた晩年を送っていた選手。
チーム、球団も、本人に「もう、辞めときなよ」と言えないもんだから、
「もー、早く達成させて辞めさせよう。他に使いたい若手がいるんだから」
という気持ちがアリアリの選手起用。
そんなもん見せられても、ちっとも面白くない。
私は中日の落合監督は個人的には好きではないが、
考え方には賛同するところが多い。(技術ももちろん、認める)
その一番が、名球会入会を拒否したことと、その理由。
確か、
「200勝、2000本が達成できなくとも、素晴らしい選手は大勢いる。
その数字の区切りだけで、功績や栄誉を分けるのは同調できない。」
といった主旨だったと思う。
これこそ、非常に論理性・妥当性のある考え方。
桑田投手は個人的に好きな選手だし、
芸術的な投球術は長く見ていたいが、
“しがみつく”ことだけは、して欲しくない。
力があるなら、どの球団でもプレーして欲しいが、
最後は自分で、投球同様に冷静な判断をして欲しい。
記録は、達成する事そのものよりも、
達成の仕方もまた重要な気がする。