10月30日の読売新聞朝刊に、
私の立場においては、非常に興味深い記事が。

◆日本流つま先キック→かかとでけり出す
 ショートトラック男子の有野美治(よしはる)(24)(山梨学院大研究員)が、日本のスケート技術の常識を覆す試みを始めている。2006年トリノ五輪に向け、韓国に大きく水をあけられている日本男子の巻き返しへの、ヒントとなるか。
 日本では、滑る際に外側となる右足は、重心を前方に移動しながら、親指の付け根を使ってけり出すのを理想とする。ところが、有野は、昨季終了後から、かかとを使ってけり出す方法を模索してきた。「この方が力がうまく伝わるし、右足の動きのロスが少ない」と主張する。
 韓国の男子は、3月の世界選手権で全5種目を制覇。広がる実力差について、日本の指導者は、韓国が採る一貫指導の育成システムを理由に挙げてきた。しかし、昨季、初めてすべての海外遠征に参加した有野は、韓国勢のレース、練習を観察し、気付いた。
 陸上で滑りのフォームを繰り返す練習で、韓国選手は右足をかかとからけり出していた。「あれ?」。だが、それだけでは根拠が弱い。さらに、親しくなった韓国選手と遠征先のホテルの部屋で雑談した時、「日本人はスケートの刃を、つま先の部分がひっかかるよう削っているが、僕らは後ろの部分を削る」という言葉を聞き、有野は「常識」の逆を取り入れることを決めた。
 「アスリートとしてマイナスになることは絶対にやらない」と有野。仲間の飲み会にも加わらず、ちょっと「変わり者」で通っている。前回のソルトレーク五輪はわずかに届かなかった五輪代表切符を目指し、自己流の挑戦が始まった。



全くのイコールではないが、
私が以前から、ジャンプ選手に取り組ませている概念に非常に近い。
論理的に全て解説するのは難しいが、
少なくとも、「常識」が必ずしも“正解”とは限らない事の一端を示している。


ただ、注意すべきは、
「形」や「表面的な考え方」のみを模倣すると、
最悪の場合、失敗するケースもある。



「何故、そうするのか?」
「スケートに限らず、身体運動はどうあるべきなのか?」
を、併せて考えていく事が出来れば、必ずや結果が付いて来るに違いない。


「ちょっと変わり者」というところが、非常に好感が持てるし、興味深い。
まずは、お手並み拝見。
まずは、少しぐらい結果が出ないからと言って、すぐに諦めないで欲しいものだ。