今日、診た患者さん。


先週の土曜日に、仕事関係者のソフトボール大会に参加した、とのこと。
この方は腰が悪く(椎間板ヘルニア)、数年に渡って診ている。
日頃からうるさく言っているせいもあり、入念に準備運動をしたらしく、
大きな問題もなく、3試合をこなせたらしい。(決勝で負けたらしいが)
多少、腰の痛みが強くなったらしいが、大事には至らず。


話を聞いていたら、その大会で2人も肉離れを起こした人がいたらしい。
笑いながら話していたが、これは笑い事ではない。
ソフトボールなどに来る人は、大体は野球経験者が多く、
そういう人ほど、「昔とった杵柄」で頑張り、
ろくに準備運動もせず、怪我をするケースが非常に多い。
中にはアキレス腱を切ってしまうことも多く、
子供の運動会でも張り切って、同様のことが起ったりする。


面倒なのはよく分かるが、
特にこの冷え込む時期、
是非、入念に準備運動をして欲しい。
肉離れと言っても、中年以降に起こすとかなり長引くことも多く、
肉離れで済んだから良いが、中には心臓発作を起こす人もいる。


よく考えると、このような普段身体を動かさない人たちが集うイベントこそ、
「トレーナー」という人間が居た方が良いのだが。


皆さん、くれぐれも気を付けて楽しんで下さい。