時間は刻々と刻まれる。
待つ事はなく刻々と。
この世には刻まれる時間を操作する物は無い。
だがこの世には刻まれる時間を具現化する物はある。
例を言ってみると砂時計、アナログ時計。
砂時計は同じ砂なんだ。刻まれる時間を具現化する物は。
それはアナログ時計だと針にあたる。
砂時計は全て同じ砂。アナログ時計は異なる大きさの針だ。
しかし砂時計は同じ砂で時を刻んでいるにも関わらず、3種の時を刻む。
下は過去。
真ん中は現在。
上は未来。
対してアナログ時計は異なる大きさの針なのに一瞬一瞬は同じ時を刻む。
この一瞬は現在。
次の一瞬も現在。
その次の一瞬も現在。
その一瞬一瞬に俺らは縛られる。
だが、誰も文句を言わない。
何故か。
その理由は、抗っても変わらない事を知っているから。
その点、人間は利口だ。
それだけだ。人間の利口な点は。
さぁ、縛られろ。抗え。俺に勝ってみろ。
時間をねじ曲げてみろ。無理だと思うが、精々頑張ってみろ。
