ある意味で日本の完勝であった。

もちろんスペインは個々が上手く圧倒的な支配率を誇った。
日本は泥臭く走り回り何度となくあったカウンターの決定機を外し続けた。
10人の相手に対し決してカッコイイ勝利ではなかった。

しかし日本は持てる限りの力を尽くして
唯一勝てるゲームプランを実現した、いやもぎ取ったのだ。

スペインはスピード、特にスプリントが不足していた。
もしかしたらコンディションを決勝にあわせているのかもしれない。
だとしても日本は本当によく守ったと思う。

本当に素晴らしい試合だった。
もし永井にもう幾ばくかのテクニックと決定力があれば、、、ねw
オシムのサッカー、そして人生哲学を
50時間にも及ぶインタビューで明らかにしていく。

今でこそ皆が主張するようになったが
日本らしさ、日本のサッカーで世界と戦う事を
提唱したのはオシムであったと認識している。

日本が世界で勝つためにすべきことが本書に詰まっている。
しかし相変わらず遠藤に厳しいなw

オシム 勝つ日本 (文春文庫)/文藝春秋

¥790
Amazon.co.jp

前作に比べると淡々とした印象が残る。
サマーウォーズが分かりやすく泣かせる場面や盛り上がる場面があったのに対し、
本作は子どもの成長が静かに進んでいく。

舞台設定的にとなりのトトロを思い出したが、
トトロがファンタジーそのものが主題であったのに対し、
こちらは子どもの成長が主題であった。

子どもの選ぶ道は子どもが選ぶものという自己言及的な問いに対し、
子どもの感性を言葉冗長にならないように描いたため、
淡々とした、じわじわくる形になってしまったのだろう。
言い方を変えれば「で?」と思う人も少なからずいるのではないだろうか。

雨の選択をどう捉えるかで評価が変わる作品と思う。

おおかみこどもの雨と雪 (角川文庫)/角川書店(角川グループパブリッシング)

¥540
Amazon.co.jp

トゥーロン国際も優勝し前評判も高いメキシコ。
試合自体は隙を突いた日本が2対1で勝ったものの、
内容はほとんど完敗であった。
最後の詰めとアイデアが今日のメキシコには足りなかっただけ。
プレスもショートパスの繋ぎも素晴らしかった。

日本はとにかくバックラインから繋げない組み立てられない。
この辺りはトゥーロンから分かっていたことだが、
権田がとにかく跳ね返すだけのサッカーになってしまった。
こんなサッカーがやりたかったのか。

ボランチのところで狙われるとまるで何もできない。
これはA代表も含めて課題になってしまっている。
扇原、山口はあまりに期待に応えられてない。
縦へスイッチ入れるどころか危険な位置でボールロストが多すぎる。
山村のほうがむしろ安定している感じだ。
五輪の短期間で化けられるか?

それから宇佐美は…。
こういう試合でこそ違いを作れることを期待したいのだが。
完全に試合から消えてしまった。
斎藤や大津のほうがメキシコからみたら危険なプレイヤーだったのでは。

イギリスな深く粘着質なボールの走らないピッチにも少し苦しんでいたように見えた。
今日の試合で少しでも慣れてくれてればよいのだが。