実際に育成の現場に携わっている方々の提言には重みがあります。
育成年代からのリーグ戦や試合出場を前提としたチーム構成、
Jリーグを見に行けるようなスケジュールやコーチの無料入場など制度整備など
とても示唆に富む話が多かったように思います。

ただ個人的には少しスペインをよく言いすぎかなと思う面もあります。
もちろんスペインは素晴らしい国だと思いますが、決して完璧な国ではありません。
民族同士の対立もあれば経済も極めて厳しい状況にあります。
そんなにスペインが素晴らしいならなんでこのような苦境にあるのかと聞きたくなりますよね(苦笑)

※もちろん著者の方々もスペインを猿マネしろなどという発言をしているわえではありません。悪しからず。

できれば多くの育成に携わる方々に読んで欲しい一冊です。
日本はバルサを超えられるか ---真のサッカー大国に向けて「育成」が果たすべき役割とは/河出書房新社

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