親善試合であり香川真司の凱旋試合として注目を集めたが、
香川真司はベンチスタート。
新旧10番対決と言われた中村俊輔も体調不良で早々に下がってしまった。

そんなわけで見どころが少し薄くなってしまった試合でしたが、
結果は横浜が見事3-2で勝利しました。

横浜は栗原、齋藤が代表選出でいないものの、
リーグ戦の好調さをキープしたまま鋭い出だしで
セカンドボールをうまく拾うことでマンチェスターにサッカーをさせませんでした。
メンバー、コンディションその他の問題はあるにせよマンチェスターは散々な出来でした。
一瞬の輝きはさすがと思わせましたが、全体として試合を作ることはできませんでした。

また横浜は途中出場した選手たちも非常によく頑張っていたと思います。
選手の年齢層が高く加えてスタメンは固定されつつある横浜FMとしては、
選手層をどう厚くしていくかがリーグ戦を戦っていく、
さらには優勝するための条件の一つと言えるでしょう。
ガッツ溢れるプレイが多く期待が持てる出来栄えだったと思います。

逆に少しだけ観た名古屋対アーセナルは、アーセナルの素晴らしさばかりが目立つ試合でした。
変幻自在に縦にボールを出し入れするアーセナルは歯がたたない印象ばかりが残りました。
また名古屋は運動量も乏しく戦う意志が感じられなかったのが残念でした。

最後にどちらの試合もほぼスタジアムは満員だった。
残念ながらJリーグでここまで集まることはない。
致し方ないが悔しさも残る。
同時にこれだけの潜在的な可能性があるとも言える。
ヘタな2シーズン制などではなく、サッカーのクオリティという面でより頑張って欲しいと思う。