Jリーグにビッグクラブはない。
これは世界に通用するクラブという意味だけでなく、
そもそもJリーグの中ですら確固たる地位を築いているチームは無いという意味だ。
強いて上げるならば鹿島になるのだろうが、
強さの面で圧倒的とまでは言えない。
浦和は残念ながらまずタイトル数が不足している。

昨年の優勝は広島であった。
誰が広島の優勝を予想しただろうか?
今年も大宮がトップを走っている。
これもまた予想外であろう。

逆に昨年はG大阪が降格した。
これも予想外であった。

これほどまでにJリーグの順位予想は難しく、
上位、下位まで激しく順位が入れ替わる。
こんなリーグはそうないだろう。

実際ACLを見ても日本以外の国はある程度固定のチームが出場してきている。
それは各国とも優秀な選手が特定のチームに集まる傾向にあるからだ。
Jリーグは戦力がかなり分散している。

結果としてJのチームはここ数年ACLで苦戦を強いられている。
非常に歯がゆい思いだ。

しかしながら数年後、十数年後をみたとき、
リーグそして国のとしてのレベルが上がっているのは
日本だろうか?それとも海外のチームだろうか?

Jリーグを見渡せば面白い選手が出てきていると思う。
拮抗した実力の中で切磋琢磨しレベルアップすることで、
裾野からレベルが上がっていく。
そんなことを期待している。