各所?で突っ込みを受けている「大学生4人に1人、「平均」の意味理解せず 」というニュースについて少し触れてみたい。

今回の調査の問題は下記の通り。
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生徒100人の身長の平均が163.5cmだった。この結果から確実に正しいといえることには○、そうでないものは×を付けなさい。
(3つとも合っていれば正答)

(1) 身長が163cmより高い生徒と低い生徒はそれぞれ50人ずついる。
(2) 100人全員の身長を足すと16350cmになる。
(3) 身長を10cmごとに区分けすると、「160cm以上で、170cm未満の生徒」が最も多い。
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正解は×○×、正解率は76%だったとのこと。

これを持ってしてゆとり教育のなんたるかを語るつもりはない。
むしろ「大人」な人たちの正解率がどうなのかも調べて欲しいくらいだ。

日本人の数字に対するリテラシーは決して高いとは言えない。
記事の見出しには「中央値や最頻値との誤解めだつ」とあるが、
そもそも「中央値」や「最頻値」なる言葉をそもそも知らないない「大人」が大多数であろう。
その最たるものがマスメディアである。
無意味な数値やグラフを平気で記事にして配信する。
それをまた市民が誤解したまま受け入れる。
その問題について少なくない人たちが警鐘を鳴らしているが、
「大人」な日本人は特段問題意識ももたないまま今日に至る。
そんな「大人」な日本人が上から目線でイマドキの大学生の学力低下について語る言葉に説得力はなく、虚しく宙に消えるだけだろう。