非情にはっきりしていて分かりやすい。
それが本書を読んでまず感じたことだ。

「ムダをそぎ落とす」
「やっていたことをやめる」
「店舗の作業を簡素化する」
などは共感できる部分である。

人が介在する部分にはミスや品質差が生まれやすい。
ITにおける運用においても応用できると思う。

これはサイゼリヤの方向性が一方向に向いているからだ。
以前テレビで見かけたロイヤルホストは同じファミリーレストランでも方向性が違うように思う。
ロイホは食材から店舗で調理する部分が多い。
だからコストも上がる。

どちらが良いとか正しいとかではなく、
大切なのは方向性、経営理念がぶれないことなのかもしれない。

本書内にも安売りとお値打ちは違うと書かれているが、
安易に安売りすることは体力を消費する一方だろう。

サイゼリヤだって試行錯誤の連続だったのだろう。
それは本書を読めばわかる。
むしろ今は意図的に試行錯誤することもあるようだ。
違う環境に複数店舗を展開しデータを取るなど、
失敗を厭わない態度は面白いなと感じる。

投資回収やコストの考え方など具体的な数字も随所に出てくる。
飲食店をやろうと思っている人は一読の価値が十分にあるだろう

おいしいから売れるのではない 売れているのがおいしい料理だ/正垣泰彦

¥1,470
Amazon.co.jp