僕はクリエティブな仕事は苦手だ。
アイデアとか出てこない。

と言い訳してきたければ本書を読んで意識が少し変わった。
アイデアとはいきなりぱっち閃いたり、ぽんぽん浮かんでくるものではないのだ。

いくつものアイデアの欠片を試行錯誤の末に組み合わせて、
結果として素晴らしいアイデアが浮かんだようになっているだけなのだ。
著者はそれをテトリスに例える。
回転させて左右に動かしピタっとはまる位置を探すのだ。

著者は川崎フロンターレのプロモーション担当。
「ゴールは偶然の産物ではない」を読んだ時、
海外クラブとJリーグのクラブとの差を感じたが、
本書を読みそれは単なる私の無知であったことを知る。
Jリーグにも素晴らしい理念・ポリシーを持ち
たくさんのアイデアを出しながら、
地域に根ざした運営をしているクラブがある。

本書にはアイデアとそれをどう実現してきたか
という多くの事例が出ているが、
一番目からウロコだったのは領収書の話。
彼は必ず川崎市内で買い物をすると領収書をもらう。
理由は「フロンターレ」と書いてもらうためだ。

スタンドを埋めるのに近道や魔法はない。
そう感じるエピソードでした。

経営者や営業さんにオススメの一冊。

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