ウサマ・ビンラディンが暗殺された。
ニュースは世界中を駆け巡った。

テロ組織の首謀者。
悪魔のような男。
あるいは英雄。

果たして私たちは彼の、彼らの何を知っているのだろうか?

正義がなされたと言う大統領。
USAと叫び喜ぶ国民たち。
それを冷ややかな目で世界中が見ていることに彼らは気づかない。

正義とは何か?
何故彼らは戦うのか?
何故彼らはアメリカを敵視するのか?

それに想いを馳せることはない、
一人の男の死を無邪気に喜ぶ人達に
私たちは激しく違和感を覚える。

彼が一人死んで世界の何が変わったのだろうか?
一人の男の死は憎しみの連鎖を断ち切るものではない。