1年以上前に出た本ですが、
南アW杯でのチリ代表の活躍を
まるで予言したような内容も含まれており、
現代サッカー戦術を学ぶのに興味深い内容です。

急造日本代表の布陣も、
4-2-3-1の変形であり、大久保、松井によるサイドアタックが
成功したことが、活躍の要因であったように思う。
しかしながら、サイドバックの上がりの少なさが、
本来の4-2-3-1より攻撃の厚みが無い理由であったかもしれない。

そして日本に4-2-3-1が成立しないもう一つの理由も
また南アW杯に現れていたと思う。
端的に言えば、1トップの不在である。

南アW杯の1トップは本田であり、本職ではない。
日本には残念ながら、強力なFWが存在しない。

決定力が無いからこそのサイド崩しという主張もあるが、
まあ、そんな簡単じゃないのがサッカーではないでしょうか。

4‐2‐3‐1―サッカーを戦術から理解する (光文社新書)/杉山 茂樹

¥903
Amazon.co.jp