飛行機の中で見ました。
見なきゃよかったと思うくらい、
暗い気分になりました。
でも、これは現実に起こりうる、
自分に振りかかる可能性があること。
犯罪被害者の身内になったとき、
この国は何をしてくれるのだろうか、
それを改めて考えさせられれます。
この物語に結論はありません。
それは読者に、そしてこれからの
日本のありかたに委ねられます。
それは仕方ないことであり、
ですがこのような問題提起ができることに、
日本映画のひとつの価値があります。
寺尾聰の役者としての凄さをあらためて感じます。
竹野内豊、伊東四朗はじめ、本当に役者が素晴らしい。
この映画にかける想いが伝わってきます。
それだけに、原作も同じなのかもしれませんが、
二人目に復讐するために、探し回るシーンの描写、
リアリティにどうしても納得いかないのです。
例えば、あんなに携帯を使っていれば、
日本の警察は簡単に捕まてしまうでしょう。
ニュースもろくに見ないから、自分が狙われていることにすら
気づかない愚かな若者を描きたかったのでしょうが、
あれほどニュースになったら、さすがに友人の誰かから連絡があるでしょう。
逃げる少年、追う犯人(父親)、その両方を追う警察。
ここの描写にリアリティがないと、
その全てが単なる作り物になってしまうと思うのです。
この物語で、作り物であっていいのは、
父親が復讐をするか、否か。
それにつきるのですから、
それ以外のリアリティを追求して欲しかった。
そうでないと、自分に身にも起こりうるという、
その重要な提起に疑念が入ってしまうのです。
全体としては、全世代に観て欲しい。
素晴らしい映画です。
さまよう刃 (角川文庫)/東野 圭吾

¥740
Amazon.co.jp
見なきゃよかったと思うくらい、
暗い気分になりました。
でも、これは現実に起こりうる、
自分に振りかかる可能性があること。
犯罪被害者の身内になったとき、
この国は何をしてくれるのだろうか、
それを改めて考えさせられれます。
この物語に結論はありません。
それは読者に、そしてこれからの
日本のありかたに委ねられます。
それは仕方ないことであり、
ですがこのような問題提起ができることに、
日本映画のひとつの価値があります。
寺尾聰の役者としての凄さをあらためて感じます。
竹野内豊、伊東四朗はじめ、本当に役者が素晴らしい。
この映画にかける想いが伝わってきます。
それだけに、原作も同じなのかもしれませんが、
二人目に復讐するために、探し回るシーンの描写、
リアリティにどうしても納得いかないのです。
例えば、あんなに携帯を使っていれば、
日本の警察は簡単に捕まてしまうでしょう。
ニュースもろくに見ないから、自分が狙われていることにすら
気づかない愚かな若者を描きたかったのでしょうが、
あれほどニュースになったら、さすがに友人の誰かから連絡があるでしょう。
逃げる少年、追う犯人(父親)、その両方を追う警察。
ここの描写にリアリティがないと、
その全てが単なる作り物になってしまうと思うのです。
この物語で、作り物であっていいのは、
父親が復讐をするか、否か。
それにつきるのですから、
それ以外のリアリティを追求して欲しかった。
そうでないと、自分に身にも起こりうるという、
その重要な提起に疑念が入ってしまうのです。
全体としては、全世代に観て欲しい。
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