ハコモノ行政への批判、アニメ好きの麻生総理への
批判も相まってか、アニメの殿堂への批判は非常に多いです。
そんな中、数少ない擁護派の方の記事を読むと、
文化としてのアニメーションにお金を使うのは無駄ではないとのこと。

http://it.nikkei.co.jp/internet/column/mediabiz.aspx?n=MMIT12000008062009


残念ながら、アニメーション現場からも
あまり歓迎はうけて無い模様ですが、
その理由は大きく二つあるかと思います。

1.国から保護されてもろくなものはできない
2.現場のアニメーターの環境をよくすることに使うべきだ

1と2はやや矛盾を含むきもしますが、
1の主張は草の根で育った文化だから、放っておいてくれという主張。
これはまあいいですw
そういう人はどういう業界にいるかなと。

2はあまりにも低予算、低賃金な今の現場にお金をという主張。
確かに今の現場の状況はかなり悲惨なようです。
しかし、アニメの殿堂のお金を、今の現場にという意見は
正しいようで、全く誤っていると思うのです。

そもそも同じアニメの括りですが、
同じで論ずることが誤りの始まりです。

アニメの殿堂を作るA案と今の現場へのB案は
2択でどちらかしか選択できないものではないのです。
予算の都合上、AかBを選ぶ話ではないのに、
AかBかで論じては本質を見失います。

アニメの殿堂が本当に必要かどうか、
散らばっている多くの文化財というべきものを
これ以上、失われる前に保護すべきだと。
これについての多くの人が積極的でないのは、
結局、文化としてのアニメの地位は
残念ながらまだ高くないということの証明でしょう。

また、今の現場の状況では
アニメ業界の未来は明るくないでしょう。
しかし、それは下請けとなって虐げられている
製作会社にお金を注入するのではなく、
明らかに歪んだ業界全体を指導していくことを
国が主体となってやるべきなのです。

ハコモノを批判するテレビ局自体が、
結局、下請けに安く出しているわけで、
マスコミが本当の意味で、問題点を指摘することはできないのです。
身内批判ですからね。

国内のよく分かってない人の批判を恐れず、
海外の人に向けた、文化発信としての拠点作りを願います。