予定帝王切開の前に陣痛が来てしまい、夜中に急遽病院に行った私。しかし、なにやら病院の都合で、帝王切開がすぐにはできないかも、とのこと。


しかし、私は、脳(の血管)に大きな負担がかかることが良くないため、出産は状態を管理しやすい帝王切開で、ということになったはずなのだが、陣痛が起きて結構な時間が経過しているため、痛みで当然血圧も上がっていた。


またもや、なにやらガヤガヤと騒がしい。どうやら、私の帝王切開ができそうな様子。


看護師「もう少ししたら、手術できそうなので、いろいろ準備していきますね。歩けそう?この服に着替えて、別の部屋に移動しますね。あ、痛い?痛いよね。痛くない時に動いてもらえばいいからね。」


私は、すでに痛みで余裕がない。


コロナ禍だったため、コロナのPCR検査なども行う。


看護師「痛い中ごめんね。本来、今日入院して1日かけてやるはずだったことを、ぎゅっと凝縮して今やらなきゃいけないから。」

と言いながら、テキパキといろいろこなしていく。


私には、何をしてるか眺めている余裕はない。


看護師「もうすぐ、麻酔入れたら、陣痛も感じなくなるからね。」


私は、喜ぶ余裕もない。早くしてくれ…、と祈るのみ。


そして、

看護師「じゃあ、手術室に行きましょう。」


おぉ、いよいよ…。緊張するはずだったけど、痛みでそれどころじゃない。


手術室に入って、麻酔を…。となるが、ここでも一筋縄では行かなかった…。