次男は、生まれた直後から右ばかり向く子だった。

生まれてすぐは、慣れない新生児のお世話や産後の痛みや寝不足で、向き癖なんて気にしてる余裕などなかったが(というか、気付いてもなかった)、今、振り替えると、写真にうつる次男は、たいてい右を向いている。


しかし、生後1ヶ月もしないうちに、次男の向き癖に気付く。しかも、すでに右後頭部が凹み気味…ガーンまずい…。実は、長男は向き癖はなかったが、常にまっすぐ上を向いて寝ていたせいか、かなりの絶壁。『頭の形は自然に治る』という情報は、いつでも誰にでも正しいわけではないことを長男の時に学んでいる。このままでは、次男の頭もまん丸ではなくなる。早めに気付いたんだし、なんとかせねば…!!


で、まずは、長男に使っていたドーナツ枕。そして、左側に光が来るように、ベッドの位置を変えてみる。さらに、右手の親指を吸うから右を向くのかと思い、なんとか左の親指にしてもらえないか試行錯誤。

右矢印結果、どれもうまくいかず…もやもや


生後2ヶ月の頃に、良さげな(そして少しお高い)ドーナツ枕の存在を知り、試してみた。

右矢印凹みは治まらず…もやもや


首がすわって、寝返りもできるようになると、今度は体ごと横向きで寝るようになった。寝てる間にうつ伏せになったら怖いし、仰向けにしたかったが、そうすると怒って起きる。で、また横向きになって寝る。仰向けにするのに成功しても、顔は右を向く。の繰り返し。やむを得ず、横向きで寝るのを直さず、見守ることにした。


そのうち、うつ伏せで寝るようになる。普通のうつ伏せではなく、正座して頭を床につけて右を向いて寝る(土下座で顔は右向いて左のおでこをつけた状態。正座寝、とでも言おうか)。かなり怖いのでやめさせたかったが、動かすとやはり大泣きして起きてしまう。このままでは次男が睡眠不足になる。小児科医に相談して、注意しながらではあるが、無理に寝姿勢は変えずに寝させることにした(ベビーセンスも取り付けた)。

ちなみに、今でも睡眠中にこの姿勢になることが多い。


正座寝もいろいろと不安や心配が多い寝方だが、頭の形の点だけで言えば、これ以上いびつな形にはならないな、と思っていた。その点では、少しホッとしてさえ、いた。


しかし!この考えは間違っていた魂