この段階でも下半身の感覚はなかった。そこで看護師さんから、全身麻酔ではなかったので、夜には夕食が出るとの説明があった。そんなもんなんだと感じたぐらい。
点滴と尿道カテーテル箱根そのまま。取るのは明日(8月31日)になると説明された。
看護師さんはスタッフステーションに戻った。次に来た看護師さんは、夜勤の看護師さん。何か僕の周りを見てたと思ったら、カテールの先の尿をためるものが隣の人のスペースにずり落ちてるようで、尿道カテーテルを一度途中の管みたいなところで抜いて、尿をためるものを反対側に移して行った。
このころから右下腹部が痛くてたまらなくなった。するとカロナール300を持ってきた。といっても痛くてベッドで座る体勢尿をもっていけない。そこでコップの水を持ってきてもらい、それでなんとか飲んだ。
そのあとすぐに夕食が運ばれてきたが、どんなメニューかも見る余裕もなく、薬が全然効かない中、ただ天井を見上げてるだけだった。前日からあまり寝てないにもかかわらず、眠くはなかった。
午後8時ぐらいになって、夕食を食べてないのを見て、薬だけ飲んでほしいと言われたが、痛くて食べられる状況じゃないと話した。
看護師は相談してくると言って一度部屋から出て行った。そのうち誰か男性を連れてきた。それが医師だったのかどうかは定かでない。ただ、食事は仕方ないとしても、薬は喘息の吸入薬もあるし、重要な薬が多いから、飲んでほしいとのこと。
とはいえ、座ることができないと話した。すると看護師さんがベッドが介護用と同じリクライニング機能がついてるので、その頭側を上げるスイッチを押して、ほぼ垂直に近くまで上げてくれた。
それで激痛に耐えながら、それでも腹圧をかけないように下に足をつけて座って、薬を飲んだ。ついでに洗面台に向かうこともできないので、食事も置いてあったテーブルで吸入してうがいもできるようにしてほしいとお願いした。
看護師さんはすぐにボウルみたいな容器を持って来た。吸入をして、うがいをしてそのボウルにうがいをした水を吐いた。ついでにそのまま歯磨きもした。そのあと点眼薬もつけて、ベッドに寝る体勢に戻ってから、こんどは自分で頭側を倒すスイッチを押して低くなるようにした。こうすると自動で下がるので腹圧に力をかけないで横になることができた。
その後熱をはかったら37度。痛さも変わらないと言うと、電解質の点滴を止めて、痛み止めの点滴をつなげる。そこから案外早い速度で落ちる。これで痛みが少しましになればいいけど。
しかしそんなことはなかった。夜10時ごろに眠剤飲まないとと思って再度ベッドを上げる。なんとか自力で座る体勢にもっていき、ルネスタ1mg錠を2錠飲んだ。
しばらくすると夜勤の看護師さんが再度やって来て、痛みが変わらないと言うと、別の痛み止めの点滴を吊り下げた。今度は電解質と一緒に落とす。看護師さんは一度去ってから痛み止めが落ちたころに再度やって来た。それは真夜中だったと思うけど何時下半身のわからない。そして電解質もなくなっていたので、もう1パック電解質の点滴をつなげる。
この段階で少しだけ痛みがましに。少しだけ寝たらいつの間にか電解質が落ちきっていたが、ナースコールのボタンを押すのも面倒だったので、そのままにしてた。
明け方に看護師さんがやって来て点滴を外した。そして腕から点滴に向かっていたラインを取って、手の甲から少しだけ点滴のラインが残ったものに栓をして、包帯で包んで立ち去った。
最終的にこの点滴ラインを外してくれたのは30日の夕方になってからだった。
熱は少しずつ上がっていく。カロナール300を1錠だけではまったく効果がなかったので、2錠になった。
8月31日朝から、なんとか自分で姿勢を変えることができるようになった。といっても座るまで下手をすると10分以上かけてだが。でも、その日からほとんど食事は完食するようになった。
退院予定の9月1日早朝、熱が37.8度まで上がった。これで退院できるのか不安がよぎって看護師さんに相談した。
しかしそれが医師にフィードバックされてなかったことは後で知ることになる。
執刀医で主治医がやって来て、傷口を少し押しながら、退院しても大丈夫と請け負った。ただ、相変わらずの激痛。看護師さんが早朝熱が高かったから再度はかりましょうと言って体温計を差し出す。ぼくはそれを脇にはさむ。
時間がきて熱は36.8度。下がっていた。ということで無事なのかよくわからないけど退院することに。カロナール300を毎食後2錠を1週間分処方されての帰還に。