自動車市場も大崩壊、ベトナムの深刻な不況が映し出す「中国頼み」東南アジア経済の転換点(JBpress) 

 

 

>このチャンスを逃す手はない

 

 東南アジアで市場の大崩壊が起こっているのに、どこにチャンスがあると考えているのだろうか?それは対岸の火事ではないハズ。

 

>自動車の販売台数が前年比で23%も減少しているときに、本当

>に5%も成長したのであろうか。政府発表をそのまま信じるわけ

>にはいかない。

 

 日本に於いても同様であり、一年間に沖縄県と同じ市場が毎年失われているのにGDPが増え物価が上がるなどという状態を真に受けて良いモノだろうか?

 

 景気を支えるのは何と言っても内需である。加速する少子高齢化と多死化によって、国内の自動車販売台数は東南アジアと同様に減少の一途を辿っているハズである。

 

 不動産についても同様で、どれくらいの外国人が買っているのか不明であるし、マンション価格の高騰に果たしてどれくらいの日本人がついて行っているのかも疑問である。

 

 傍から建物を見ていると完売したと言われるマンションも入居していない部屋が目立つし、何より人の賑わいを感じられない。オフィスに至っては空室が目立つわけで、本当に好調なのかと疑いたくなる光景が目に入る。

 

 その割には新たな大型ビル群の建設も目立つわけで、中国の二の前になる気がしてならないと思うばかりだ。バブル崩壊から30年経ちバブル崩壊の怖さを知らない世代が株と買っている気がしないでもない。

 

 企業の内部留保が増え続けているのは投資が殆ど行われていないだけのことであり、それは将来の成長を捨てて目先の利益に動いていることを示しているだけのことだと思う。

 

 円安とインフレで体裁を保っているだけであり、中身はむしろ危機的状況しかないのが実態ではないかと思う。しかし、そういうネガティブな雰囲気を漂わせるだけで、市場は一気に萎む気配さえあり、絶対にネガティブなニュースは流せないという状況だと思う。

 

 だから、こういうネガティブなニュースに於いても、それがあたかもポジティブな要因となるように無理やり持って行っているという事ではないかと思えるのである。

 

 何時崩壊してもおかしくない市場がギリギリで踏ん張っており、それをマスコミが支えているという感じがする。数値的にはポジティブなモノは出ないので、今後も、こういう無理やりなポジティブな記事が増えて来ると思う。

 

 マスコミに支配された日本国民は、実に危うい存在となると思う。いずれ、平成バブル崩壊以上の衝撃が走るのは間違いないだろう。