Qouraでの回答を転載します。何かのお役に立てれば幸いです。

 

仏教の教えについて疑問があったのですが、解釈次第、宗派次第とかで、全く違う教えになるわけです。そうなると、自分の正解と合う仏教の教えも出てくる。仏教とは何なのですか?

 

 仏教に限らず宗教の教えというのは、人を支配する知的ウイルスのようなものです。人の持つ様々なレセプターに合うように様々なスパイクたんぱくを持ち、そこを起点として人の知性の中に侵入して人を支配するのです。

 

 それは、宗教に留まることではありません。全ての教えが知的ウイルスと言えると思います。人を支配するとは人を騙すことで実現できるモノで、知性を支配することで見える世界を支配し人を操ることが出来るようになるのです。

 

 本物のウイルスは基本的に感染すると免疫反応が出るので気づくことが出来るのですが、知的ウイルスへの感染には心を通して気づくことが出来ます。

 

 それは、辛いとか苦しいとかと言った負の感情で私たちに知らせるのですが、知的ウイルスに感染すると、そういう反応がウイルス感染の知らせだと知らなければ当然気づくことは出来ません。

 

 感染に気付かないことで下手したら死ぬまで影響を受けるために、被害は人にとって甚大なモノとなり、更には文字を読むことでの感染もあるので、時間と空間を超えて人を狂わす恐ろしいウイルスと言えるかもしれません。

 

 もちろん、それを防ぐ方法はあります。本物のウイルス感染と同じように自己免疫をつける方法です。ウイルスに取りつく島をあたえないこと。つまりは、学びという行為をしないことです。

 

 常に「自分で考えて行動する」という人間本来の知的ウイルスに対する免疫を強くすることで、人間を支配しようとする様々な教えから自分の身を守ることが出来ます。

 

このことを知っているか知らないかで人生は天と地ほど違いが出ると思います。