〔決算〕トヨタ、純利益が過去最高2.5兆円(時事通信)  

 

 

 このご時世に最高益を出し続けていることに違和感を覚えない人は居ないと思います。だけど、相手がトヨタであればあり得ると思うのかもしれません。

 

 一部上場の中間決算が出ていますが、下方修正をする企業も増え始めて来たわけで、コロナバブルは終わったという事になると思います。

 

 加えて、今や世界は豊田潰しのEVをメインに動いており、ガソリン車の需要は間違いなく減少していると思われるからです。

 

 もう一つ気になるのは、そうした中で国内自動車販売数が増えているという業界の報告が出ていることです。

 

 少子多死社会に入っている日本に於いて、自動車の需要は急激に落ちているハズであり、そういう中で自動車販売数が伸びるという状況に違和感があるからです。

 

 更に、ビックモーターを始めとする中古車業界が不正で賑やかになっていますが、そういう不正に手を染めるのも本業の売り上げが伸びないからであり、新車販売数が伸びれば、その分、中古車市場も活気づくことが報じられてもおかしくないのですが、その気配はありません。

 

 世界で今伸びているのはインド位であり、中国は危機的状況だしアメリカだって急激なインフレが消費を押し下げているハズで、新車を買う余裕はなく中古車に向かうはずです。

 

 欧州は、これまでけん引してきたドイツが欧州創設以来最悪の状況に陥っており、EVへの買い替え需要はあるでしょうが、ガソリン車販売数が伸びているという事はないと思われます。

 

 一体どこで、これほどの決算を出す収益を上げているのか?基本的には異例の円安しかないと思われます。日本の海外需要の多い企業は、この円安の恩恵で好決算をだしているだけということ。

 

 つまりは、非常に危うい状態にあるという事ではないかと思います。今後世界経済が衰退していけば、円高になるのは必定であり、そうなれば、好決算を出している多くの企業が一気に崩れることになりそうです。

 

 問題は、為替が円高に向かうのか?という事になると思いますが、それは日本経済の崩壊を意味するので、日本政府は断固阻止すると思われます。

 

 個人的には、世界を牛耳っているのは日本だと思っているので、世界は日本を守るために、円安容認という事になるでしょう。

 

 人口減少がこれから本格化すれば、日本の市場価値は薄れるわけで、円安はどこまでも続くのではないかと思います。それは、ある意味、日本が世界から見放されるということであり、日本にとっては良いことかもしれません。

 

 早く、世界という舞台から降り、日本独自の世界を作ることが日本人が生き残るのには欠かせない事だと思います。その為にも、早く学校教育を止め、欧米化の洗脳から解き放たないとダメだと思います。