Quoraでの回答を転載します。何かのお役に立てれば幸いです。

 

お先真っ暗だと感じた際、メンタル的にどう立ち直せば良いでしょうか?

 

 お先真っ暗という状態は、世界が真っ暗というわけではなく、自分が目を閉じているという状態であることに気づくことが大切です。それはメンタルをいじってもダメで、立て直すべきは頭脳という事になります。

 

 私たち人間は、時の流れというモノを知っており、そして、その流れの中で、今はない未来というモノに向かって生きる唯一の生き物です。今はない未来という事は真っ黒ではなく真っ白だということ。

 

 そういう今はない未来を作るために、私たち人間には考える力というモノが備わっているのです。だって、今はない未来は考えることでしか作れないから。考えるというのは想像することであり、想像は自由で無限なのです。

 

 今はない未来というモノは、真っ暗なのではなく、自由で無限の世界だと言えるでしょう。その世界に唯一アクセスできるのが、同じ世界を持つ想像力という事になります。従って、お先真っ暗になっているというのは、想像力が欠如した状態という事です。

 

 本来、全ての人間に備わっている想像力が何故欠如するかと言えば、それは学校教育で学びを強要されるからという事になります。何故、学びが想像力を削ぐのかと言えば、学ぶのは全て過去であり、それは固定された有限で不自由な世界だからです。

 

 学ぶことを通して、人は枠が嵌められる。そして、その枠の中で生きるように仕向けられるのです。だから、自由で無限な未来という未知なる世界を見る目がなくなるので真っ暗という状態になるわけです。

 

 そういう人は現代人にはたくさんいます。真っ暗とそうでないのとの違いは、恐らく、これまでの実績でしょう。過去の実績に光を見出しているだけのこと。しかし、過去の実績は未来を保証しませんので、いずれ真っ暗となると思います。

 

 そういう未来を切り開く想像力がなくなればメンタルは著しく低下します。メンタルとは結果を意味するもので原因ではありません。だから、メンタルだけを無理に上げても、原因が解決されなければ、元の木阿弥となります。

 

 では、本来誰にでもあった想像力をどうやって取り戻すかと言えば、それを潰した学びを止めることです。学びとは人を殺す猛毒なのです。学びに依って想像力が奪われることで人はメンタルを低下させ最終的には死に至る状態を作り出すのです。

 

 学ぶことを止めれば必然的に考えるようになります。最初は怖いかもしれませんが、慣れてくれば、学ぶより考える方が楽に生きれることを知ることが出来るでしょう。何故なら、生きるとは未来を想像することだから。

 

 それが上手に出来るようになれば、未来は光り輝き人生はとても楽しいモノになるのです。人間に与えられた想像力が如何に凄い力を持っているかを体験して欲しいと思います。お金なんかに頼ることがバカバカしく思えるでしょう。

 

 お金を作り出したのも想像力ですから、想像力がそれを凌駕するのは当然だと思います。そして、人間という生き物の凄さを知って欲しいと思うのです。言葉にすれば簡単なことではありますが、実践することは結構大変です。

 

 何故なら、生きている世界を変えることだから。学びで作られた枠に嵌められた世界から、想像力が作る自由で無限な世界へと大転換をすることだからです。世界が変わればすべて変わります。当然使われる言葉だって変わる。

 

 それを逆手にとって「言葉を変えれば未来は変わる」という本を書いたりしています。辛いとか苦しいとか、嫉妬とか羨望とか、恨みとか妬みとか、お先真っ暗とか絶望とか、善悪や正誤と言った言葉など、学びの世界にある言葉は想像の世界にはないのです。

 

 学びの世界に居る人にとっては嘘のような世界だと思いますが、想像の世界に居る人にとっては当たり前なのです。もちろん、自分をどちらの世界に置くかを決めるのは自分になります。