Quoraでの回答です。何かのお役に立てればと思い転載します。

 

楽しくあるべき幸せであるべきといった「べき論」に囚われていて、本当にやりたいことが分かりません。どうすれば分かるようになるでしょうか?
 

 

リクエストありがとうございます。べき論の前に、楽しいとはどういうことか?とか幸せってなんなのか?という前提を考えてみませんか

?それがないと進む方向が見えないと思います。

 

 そこでヒントを二つほど・・・・

 

 人が楽しいと思う事の一つに、自分の頭で考えている状態があります。考えるとは想像することであり、想像は学びと違って自由だから楽しいのです。その反面、知識や情報に依って動くことで制約され自由がないので楽しくなくなるという事があります。

 

 幸せというのは、心が感じることです。従って、頭で考えても絶対に幸せにはなれないのです。頭で考えることが出来るのは満足であり、大抵の人は満足を幸せと誤解しているので、幸せになったり不幸になったりするのです。

 

 幸せというモノに条件は一切ありません。心というモノに頭が考える条件は意味がないからです。好きという感情と似てるところがあります。好きには理由がないのです。好きなモノは好きという事です。

 

 だから、幸せは心がそう感じるまで待つことが必要になります。それは何時になるかは分かりません。しかし、心を穏やかにしているといきなり幸せがやってきたりします。その時、全ての謎が解ける感じがするでしょう。いつ死んでも良いと思えるし、下手したらも直ぐ死んじゃないかとさえ思えたりもします。

 

 そして、一度幸せになれば、二度と幸せは逃げたりすることはなく、永遠に幸せでいられます。そうなった人間が言うから間違いないと思います。

 

 自分の頭を使って考えて行動することで人生を楽しみ、そういう人生の中で幸せを感じる。気づいたらそういう風になっているという感じでしょうか。本当にやりたいことがないことは非常に苦しいことだと思います。

 

 私も若い頃からそうでしたから、その苦しさは居たいほど分かります。私の場合、人生の大半をそれで終わらせた気がします。やりたいことを見つけてやらなければという思いがそうさせたのかもしれません。

 

 結局、それを見つけるまでに40年程度掛った気がします^^;まさか、こんなことになるとは思ってもいませんでしたが。しかし、その時間は無駄ではなかったと思います。きっと、そういう事で苦しんでいる人は多いでしょうし、そういう人たちのことを理解できるという経験をさせてもらったと思うからです。

 

 私の時代は、そういうことを親や友達に相談できる時代ではなかったので、1人で大変でした。救ってくれたのは妻だったかもしれません。今の時代みたいにネットもないし、自分だけがそういう思いに苦しんでいると思ってましたから・・・

 

 そのお陰で、貴方に私の経験を話すことが出来たわけです。ネットというモノがなければそれもなかったかもしれません。老人というのは老害とか言われる時代ですが、今の人たちからすれば未来人であると私は思っています。

 

 時代の先駆者であり、若い人たちが見れない光景を見て来た未来人。自分の人生を通して、どう生きればどうなるかを多少は知っているわけです。そして、それを教えるために生きているって感じです。

 

 物凄く便利で良い時代に生まれた人が、辛く苦しい人生を送ってはいけないと思います。そうなる理由だって分かっているわけです。分かり辛い文章だとは思いますが、何かのお役に立てれば幸いです。

 

 大事なのは、自分を大事にして自分を信じることです。全ては自分の中にあります。自分という人間がどうやってこの世に送り出されたかを思い出せば誰もが分かると思います。

 

 人間は一人ではないのです。常にたくさんの先祖たちが自分の中から自分を応援しているのです。その事だけは忘れないで欲しいと思います。

 

 あなたは誰かの宝なのですから・・・・何もしなくても充分輝いているのです。