「日銀が大株主」の企業ランキング【上位10社】3位ファストリ株は1.8兆円超保有(ダイヤモンド・オンライン)  

 

 

 よくこういうニュースが出せますね。それは株式市場がいかさまであるという事を公言するようなもの。

 

 コロナで急激な株安に陥ったのを日銀が買い支え、40兆円まで膨らんだと聞いていましたが、その後の株高にも関わらず、更に13兆円も積み増していたとは・・・・

 

 これじゃ経済の実態は全く闇の中ではないでしょうか?

 

 しかし、これは日本だけではないと思います。世界各国で普通に行われていることでしょう。そして、それは不動産市場に於いても同様に。

 

 株や不動産の暴落が囁かれながらも中々そうならない。それは各国政府が買い支えているからという事が経済の実態を知る人であれば分かることではないかと思います。

 

 そんな見かけを維持することに膨大なお金を使っている間に、何か効果的な対策を打つのなら、それもやむを得ないとは思いますが、そういうことは一切やらずに、世界中にお金をばら撒くことしか出来ない。

 

 これから来る、本格的な経済衰退という事態を経験していないという事が如何に恐ろしい事かを目の当たりにする姿だと思います。きっと、これまでと同じように、お金をばら撒いていれば、いずれ経済は立ち直る。

 

 過去がそうだったから未来もそうだと信じている、それはまるで宗教の信仰みたいなのです。高い山に登れば、高い所から降りなければならないという当たり前のことを知らないのです。

 

 いくらこれまでにないからと言って、それが来ないという保証にはならない。そういう自然なことが理解できないのです。これが学びに依って脳が硬直化した状態であり、それは、先ほど書いたように、宗教信者の古い教えを信仰するのと同じなのです。

 

 しかし、この世には神は居ないわけで、そういう信仰心が人間を救う事はないのです。むしろ、その間違った方法が人間を殺してしまうという酷い結果をもたらすだけなのです。

 

 歴史というモノがこれまで何故発展して来たかと言えば、そういう旧態依然とした体質を粛正できたからではないかと思います。それは、日本における明治維新が良い例だと言えるでしょう。

 

 だけど、今や武力で何かを抑えることは、返って逆効果にしかならない時代となってしまう。かと言って、それを言葉で覆すことは非常に困難と言わざるを得ないでしょう。

 

 もう少し、現実が見えてくれば、それも可能ですが、それが見えた時には後の祭りとなっている可能性が高いと思います。