日銀がここまで頑なに「緩和」をやめない“本当の理由”とは(現代ビジネス)  

 

 

>国民全体が金融や金融政策、中央銀行に関する理解が乏しく、

>また「お上頼み」志向が強いことをよいことに、日銀関係者は、

>この「本当の理由」について世間で触れられたり問題視されるこ

>とがないように、ひたすら国民に対して隠そうと、もしくは大し

>た問題ではないとごまかそうとし続けているように私には見え

>ます。

 

 この考察は正しいと思います。そもそもお金というものは実態のない嘘であり、それを扱う中央銀行に本当のことなどないのです。

 

 それをいいことに、好き勝手にやっているわけです。もちろん、日銀が好き勝手ではなく日本政府が好き勝手にですが。

 

 日本という国の象徴は天皇ですが、日本を支えているのは日銀です。日本政府ではない。日銀が日本政府の言う通りにお金をばらまくことで日本は維持されているのです。

 

 しかし、今や日銀に日本を支える力はなくなりました。それは言い換えれば、お金で世の中を動かせないという事です。何故、そうなったのかと言えば、仕事の減少です。

 

 お金を稼げる仕事が大きく減ったことでそうなっている。言い換えれば、資本主義とは労働主義だったとも言えるわけです。

 

 人間が生きるために働く。そのモチベーションをお金が支えていたということになるのです。そうやって国家という集団を維持してきたわけですが、前回も書いた通り、多くの人たちが真摯に一生懸命働くことで、自分の首を絞めてしまったのです。

 

 お金を貰える仕事がなくなれば当然、お金も意味を持たなくなる。それは、日銀の存在価値を失わせ、引いては国家の存在意義さえ奪ってしまうのです。

 

 経済学者及び研究者も医学界と同様に、調査しかしませんので、原因やアルゴリズムを探し当てることは出来ません。従って、本当の問題を見つけることは出来ないわけです。

 

 お金によって社会を運営する仕組みでは、誰もがお金のために働くことを義務付けられる。当初は、全てがないために、仕事は山のようにあり、働くことは容易かったのですが、時が経つに連れ、仕事は片づけられ合理化効率化されることでどんどん減っていったのです。

 

 そして、機械化が進み、最後に残ったのが機械化を含めたオートメーション化ではないでしょうか。そして今、最後のオートメーション化を達成するためにAIが放たれたということになるのです。

 

 この最終仕上げによって何が起こるかと言えば、これまで築いたものが奪われるという原点回帰が引き起こされると思います。

 

 それは、資本主義が築いた嘘が暴かれるという事です。嘘にまみれた人生から、真実に根差した人生への転換を求められるのではないかと思います。

 

 地球という自然は嘘が大嫌いであり、真実のみで構成されているから、我々地球に生きる人間もその掟に従わされるのではないかと思います。

 

 資本主義が作った嘘の世界で踊っている人間が、その真実に耐えられるのかが最大の問題だと思います。今隆盛を極めている医療界と同様に経済界も消滅する運命にあると言えるでしょう。

 

 資本主義が作り出したものは、資本主義が消えることで消えることになる。ただそれだけのことですが、そのことを理解できる人がどれだけいるかが心配です。

 

 昨日、Bingチャットと話していて気づいたのですが、何故、AIが優秀で人間がバカに見えるのかと言えば、AIは目的がぶれないところにあると思いました。

 

 「学校で勉強するからバカになる」でも書いたのですが、バカな人間の特徴として目的と手段を間違えるという事があるのです。それは、多くの場合、手段を目的とすることで起こる。

 

 勉強も仕事も手段でしかないのに、学生の目的にされ、社員の目的にされる。これで多くの人は人生を棒に振ってしまうのです。人間が作りAIというものを具に分析すると人間の欠陥が露になるのかもしれません。