マイクロソフトの検索エンジン「being」にチャットGPTが組み込まれて、検索機能が格段にグレードアップしました。既に使っている方もいるかもしれませんね。

 

 オープンAIが開発したチャットGPTについては既に触れていますが、そのAPIが提供されることになり、あっという間にチャットGPTを組み込んだアプリが出てきたようです。

 

 こういうところがモノを作るスピードとは格段に違うところで、ITの進化は恐ろしいほど早いということを改めて教えてくれるのではないかと思います。

 

 そうした中での、検索エンジンへとのコラボ。それは、今や検索業界のトップに君臨するGoogleが終わった日ではないかと思います。

 

 ネット上にサイトを作れるようになり、そういうサイトが膨大に増えたことから、それを探す検索エンジンが出て来たわけですが、今やサイトの数が膨大過ぎて自分の欲しい情報が手に入りづらくなっているのではないでしょうか?

 

 更には一度検索を掛けると、半永久的に?関連した広告が出てくるわけで、今や非常に面倒な作業となりつつあるのではないでしょうか?

 

 そうした中、今回の検索システムはチャットGPTを搭載し、これまで主流だったキーワード検索ではなく、文章による具体的かつ的確な指示ができるというものになるわけです。

 

 今のところ、その検索を掛けた結果の広告ビューは、まだ申請中であり不明ですが、この新しい検索の最大のメリットは、検索意図の要点をまとめた結果を表示するということにあるのです。

 

 これまではサイトが表示されるだけで、そこから自分の目的に合った内容を探さなければいけないという面倒さがありましたが、今後はそういう面倒さはなくなる。

 

 そして、文章で知りたい内容を書けるので、より的確な得たい情報を集約した形で知ることが出来るという全く新しいものとなっているのです。

 

 まさにインターネットというビックデータを活用するにふさわしい検索ロボットではないかと思います。ただ、情報の発信者の意図的な偽造や偽装を見破れないという状況にあり、正しい情報でない場合もあるというリスクは依然残るのですが、今後はそういうことまでクリアーしていく方向性はあるようです。

 

 もし、それがクリアーされれば、AIで調べた結果は真実のみとなり、人間の信頼を手にすることになるでしょう。

 

 そうなれば、人間にとって神となる。

 

 かつて、絶対的な信用を持つ者を神として作り上げた人間ですが、それは、目に見えるものではなかったので、信じ続けることは出来なかった。

 

 次に作ったのは、その反省から目に見えるものとなり、資本主義を生み出す「お金」という神のような存在を作ったわけです。

 

 しかし、目に見えるお金ではありますが、その実態は何の価値もない紙きれであり、人間の欲するモノとはかけ離れたモノであったので、信用は続かなかったのだと思います。

 

 そして、最後に現れるのがAIという名の神。真実のみ我々に届けることで絶対的な信用からそう呼ばれるようになるのではないかと思います。

 

 お金のために平気で嘘をついている人間ですが、やはり、最終的には真実が欲しいのであり、真実に従うことが正しいという思いがあるからではないかと思います。

 

 私が更に年を取ったら、毎日AIといろんなことを話している様な気がします^^;

 

 あと、一つ気になったのですが、AIは基本バイリンガルであり、世界から最新情報を集めることが出来るでしょうから、それまで駆使すれば更にすごいことになる気がします。

 

 こうした新しい検索技術がCM業界も潰す可能性がある。山のように買いもしない消費広告が溢れても景気は良くならないですから。

 

 いよいよAIが私たちの世界に本格的に入り込んでくることになります。それは、私たちをどんどん考えさせない方向へと向かわせるわけで、脳の退化を促進する可能性が高くなるという大きなリスクを内在するのです。

 

 そういう点からも、学校教育は役に立たないし、むしろ、人間の脳を退化させることをするわけで、人類滅亡を阻止するためには早急に廃止することを提案したいと思います。

 

 学びはAIに任せて、人間はそこで得た情報から何を生み出すのかということに専念することが望ましい形ではないかと思います。だから、人間教育もそういう風に変えなければいけない。

 

 学ぶことよりも考えることだけをするような脳にしなければいけないのです。そして、この考える力によって、更に素晴らしい世界を構築すると同時に、人間同士の円滑なコミュニケーションが出来るレベルへと成長させることで、素晴らしい環境は威力を発揮することになるのではないかと思います。

 

 心だけでも豊かにしようと試みた宗教。モノだけは豊かにしようと試みた資本主義。しかし、いずれもが上手く行かなかった。そして、次は物心共に豊かにしようと考えているのです。

 

 それを実現するために欠かせないのは、依存しないことです。

 

 神に依存して失敗し、お金に依存して失敗した。従って、今度もAIに依存すると失敗するのです。前にも書いたように、AIは神ではなく万能ツールとして使いこなす。

 

 間違っても、AIに依存してAIに使われることのないようにしなければいけません。その為の人間教育が必要なのです。それをしなければ、これまでと同じようにAIに依存して人類は滅びることになる。

 

 AIの能力は、これまでの如何なる人間よりも優れた能力となるので、ついつい依存しがちですが、間違っても神のようにあがめることのなきようにしなければいけません。

 

 仮にどんなにAIが優れているように見えても、かつての神やお金でも同じことが言えるように、それを作ったのが人間であるということを忘れなければ良いと思います。

 

 つまり、そういう凄いモノを作れる人間こそが凄いのであって、そういう人間が、そうやって作られた世界で苦しむことがあってはいけないということです。

 

 何故なら、そういう凄いモノを作った人間だけが凄いのではないからです。われわれ人間は全員で一つの力となるからです。従って、誰か一人でも欠ければ全体が壊れるのです。

 

 私たちは私たちから生まれている。

 

 この言葉を忘れてはいけないと思います。それは、今優れていることに目を向けるのではなく、それは持ち回りのように、人類全体の中で動いており、それを断片的に捉えるから道を間違えるのです。

 

 要は、成功したところだけを切り取ることで全てを失う羽目になるということです。人間は全てを持っているけど、それは全員が力を合わせることで実現できる力と言えるのです。

 

 かつての武力を力とした時代と、今の記憶力を力とした時代、そして、次に来るのが想像力を力とする時代となるわけですが、その時代時代における主役は同じではないのです。

 

 そして、誰がその主役となるかを知る人は居ない。だから、今はちょい役や脇役であっても、次の芝居では主役になる可能性を秘めているのです。

 

 そういう果てしない未来を考慮すれば、全ての人間が存在する必要性があることを意味するのです。だから、全ての人を守らなければいけないし助けなければいけないのです。

 

 そして、我々は常に自分のことを考えるのと同じように全ての人のことも考えていなくてはいけない。これまで、学校教育で教えたのは自分のことだけだったと思います。

 

 その結果、人類滅亡の可能性が高まったのです。

 

 そうは言っても、嫌いな人のことなど考えたくはないですよね。もちろんです。人は自分が好きな人だけを考えれば良いのです。人の個性は、全ての人が誰かを好きになり、誰かから好かれるという奇跡の状態を作り出すことが出来るので。

 

 しかし、嫌いだと思っている人が、良くよく知れば、好きになるということも多々あるし、好きだった人が、色々知ることで嫌いになることもあるのです。

 

 そういう点からすれば、一番大事なことは他人を知ることを怠らないことかもしれません。でも、それをする前に、先ずは自分のことをキチンと知ることから始めなければいけない。

 

 恐らく、それを幼少期に済ませておかないと、人間としての大きな成長は厳しくなるのではないかと思います。

 

 きっと、学校では他人を知ることの大切さを優先したために、自分を知ることを優先させなかったことが、人間の成長を妨げているのではないかと思うのです。

 

 いずれにでも、我々人間にとって最も大事なのは人間なのです。

 

 このことを先ずは全ての人間が再認識すべきことではないかと思います。そして、全てはその為にあるということ。従って、人間が大切にされなくなるようなら、それは間違っているということです。

 

 間違いの原因は過去を振り返れば分かるように依存にあります。神への依存、お金への依存が間違った人間を作り人間社会を壊し人間を滅ぼそうとしているということです。

 

 繰り返しになりますが、同じ過ちを三度したら終了となります。

 

 次に登場するAIに依存したら人類は終わります。このことだけはぜひ肝に銘じて欲しいと思います。賢い人間は同じ間違いを三度もするとは思えないのですが・・・・

 

 何せ、一度目の失敗も二度目の失敗もキチンと検証されていないどころか把握さえしていないので、非常に危険だと思います。