米IT大手の大量解雇が「日本人の大リストラ」につながる怖い話(ダイヤモンド・オンライン)  

 

 

>一つは、マイクロソフトが検索エンジンのBingにChatGPTを搭載すると

>いうニュースであり、もう一つが、それに対抗してグーグルがバードと

>いう対話可能な人工知能を数週間以内に一般公開すると表明したこ

>とです。

 

 いよいよAIが本格的に市場に参入するという事です。それは、多くのホワイトカラーに自分が仕事が出来る人間だと思わせていた業務をAIに奪われるという事でもあるのです。

 

>あなたがパソコンで開いたWordに向かって、「本部に報告する先月の

>営業レポートをA4サイズ2枚で作成して」と入力するだけで、Wordは過

>去の営業報告書を学習したうえでイントラネットからそれらしい社内デ

>ータを集め、インターネットからそれらしい外部環境の情報を入手して

>それらしい報告書を作ってくれるようになります。

 

 要は、こうしたパソコンで出来る仕事は全部AIが出来るという事。今やホワイトカラーのデスクにはパソコンがあり、仕事と言えばパソコンに向かって行う事であり、そういうホワイトカラーは全員必要ないという事です。

 

 パソコンを使う仕事をしている人は、何れリストラされると覚悟しなければいけなくなったという事です。そして、ホワイトカラーは給与が高い。つまりは経営効率化の観点からも最重要のターゲットとなるのです。

 

 もちろん、今年は大丈夫でしょう。しかし、3年後5年ごと時間が経って来れば、自分がリストラに遭わなくても周りでリストラが始まる。そして、それは次に自分がそうなると暗示して来るのです。

 

 かつて、私の知人が心筋梗塞で2度心停止しながらも何とかICUに運ばれて命を繋ぎ留めたのですが、その時に一番怖かったのは、ICUに運び込まれた他の人が亡くなっていくことだったと言っていました。

 

 次はあなたの番です!!!というドラマがありましたが、人間にとって最も恐ろしいのは、何かをされることより、次はあなたかもしれないと脅されることではないかと思います。

 

 これまでは明日は良い日になるという希望で今日を頑張ることも出来ましたが、これからはそれが明日は悪い日になると脅され続けることになるのです。

 

 人から希望を奪い絶望へと追い込む社会。これがこれから我々を待ち受ける資本主義の本当の姿なのです。恐らく、そういう社会で人間は生きていけないでしょう。

 

 自殺する人が急激に増えると思います。自殺には2つの方法がある。もちろん、自分の命を絶つという本来の方法と、もう一つは、自分の脳を殺すという方法です。

 

 この後者が、私は認知症ではないかとも思えるのです。人間には自分を守る機能が備わっている。耐えきれない痛みや苦しみから逃れる為に、それを認識する脳の機能を絶つという方法です。

 

 認知症が増え続けている状況は、人が自ら脳死を選択し始めている様に思えて仕方ないのです。もちろん、学校で勉強するからバカになることで脳を使わなくなることでの退化もありますが・・・

 

 何れにしても、こうした状況から立ち直るには資本主義を捨てるという選択しかないのです。そして、それが出来さえすれば全ては良い方向に向かっていくのですが・・・・