日本の土地総額はバブル期の半分 上昇余地高く、欧米系マネー流入にも期待(マネーポストWEB)  

 

 

 コンサルタントが如何に詐欺師であるかを証明したいと思う。

 

 人口減少はわが国だけの問題ではない。世界の問題である。国連はバカだから、人口はまだ増えると言っているが、先進国が少子化を続ける中で、これ以上の人口増加は望めない。

 

 何故なら、先進国に依存する途上国経済が崩壊するからだ。確かに世界はお金を刷り過ぎて余りまくっている。しかし、だからと言って損をして良いというわけではない。

 

 そのあまりに余ったお金さえ増やさないといけないという苦しい状況があるのである。だから、お金の余っている人にはどんどん投資をして欲しいとこうしたプロバガンダをマスコミを通して頻繁に行うのだ。

 

 確かに、バブル期は日本人が総出でお金に狂った時代だったので異様な高騰となったが、あれで多くの財産を失った人がたくさんいる。そして、それを知っている人はバブルには乗らないだろう。

 

 だから、バブル期の半分にも満たないのだ。そして、バブル以降も不動産開発は続き、今や限界を超えている。そういう中で急激な人口減少が始まっており、不動産の需要は急激に落ちている。

 

 それでも、業界カルテルによって価格を引き上げて来たわけだが、流石にそれも限界となりつつある。そういう中で、経済状況は刻々と悪化していき、企業収益も限界を迎えるだろう。

 

 特に、大手企業は市場収縮の影響をモロニ受けるために、業績悪化は避けられない。そして問題なのは、こうした業績悪化は年々酷くなるという今までに経験したことがない状況になるという事だ。

 

 それは本格的なデフレスパイラルに入るという事だ。

 

 企業業績悪化、リストラのいたちごっこがどこまで続くかは誰に分からないだろう。それは、かつて経済成長した時代にどこまで成長し続けるのかが分からなかったのと同じように。

 

 しかし、経済成長は良い方に動くので問題はないが、経済衰退は悪い方に動くので、悪化の進捗状況は大きな問題となる。

 

 問題は、この経済衰退が我々が未だに経験したことがない初めてのことだということ。過去の経験が一切役に立たないという事である。この未曾有の事態に果たしてどう対応するのか?

 

 そういう未来が待っているのに、呑気に不動産価格がこれからも上がる等と言っている様では生きていけないレベルに危険な状態だと言わざるを得ません。

 

 詐欺師として言うのであればある意味問題なのですが、マジでそう思っているのであれば、むしろ心配なのです。

 

 明るい未来を望むのは誰も同じですが、少なくても経済的にそれを望むのは非常に難しいと思います。これから始まる未曾有の経済衰退=デフレスパイラルに巻き込まれることなく、冷静に生きていくことが大事だと思います。

 

 お金は単なる紙切れなのです。これから時代がそのことを私たちに教えてくれる。私たちはそのことに気づければ正解という事です。資本主義と言う名の宗教から解脱することがこれからを生きる人間に欠かせないことだと思います。