中国の競売市場をにぎわす破産企業の不良債権投げ売り(姫田小夏)(日刊ゲンダイDIGITAL)  

 

 

>「アリババの競売物件の取り扱いは2017年には9000戸だったが、

>今年5月には325万戸を超えた」とも。17年比で実に361倍だ。

 

 中国はスケールが違うね。最近は国内情勢もそうだけど、海外情勢に至っては悪いニュースが大きく取り上げられることは少ない。割と良いニュースに限定して出している気もする。

 

 そういう点で、こういうタブロイド紙は言いたい放題であり、どこまで本当かは定かではないが、急激に増加しているという点では間違いではないだろう。

 

 今日は仮想通貨のFTXの破綻が大きく取り上げられているが破綻に依る債権者が100万人もいるらしい。これまで順調に成長していた分野多くが間違いなく衰退していることだけは確かだと思う。

 

 そこで例えば、日本の不動産市場だが、先日4か月連続で4割も新築マンションが売れ残っているというニュースはあった。それにも拘らず大手の不動産デベロッパーは大型プロジェクトに邁進している。

 

 知らなかったのだが、都市部のオフィスの賃料は非公開であり、物件によってかなり違うらしい。きっと、住宅もそうだろう。定価のない世界に於いて価格操作は簡単であり、それを払える購買者さえいれば良いのだから。

 

 そして、価格が明るみに出るのはこうした競売だけであり、そこで出される価格が本来は正当な価格だったりするのかもしれない。

 

 かつて億ションと言えば大金持ちの証明であったが、今や大企業のサラリーマンでも買う人が居るらしい。聞くところに依れば今や100億単位の物件さえあるそうだ。

 

 お金持ちが自分の好きな様にお金を使うのを責める気はないが、どうすれば、そのお金が最大限に活かされるのかということを考えても良いのではないかと思う。

 

 そうすることで、お金はその何倍もの価値を生むのだから。結局、そういうことを考えることで出来ないバカばかりが大金を手にすることでお金が死んでいるのではないかと思う。

 

 そうやって、お金の価値が消えるから、政府が山の様にお金を刷れるわけで、そういうバカを育てることで国家は成り立つという事なのだと思う。

 

 そういう中で一つだけ確かなことは、お金はあの世には持って行けないという事。この世界で使い切らなければ何の意味もないという事だ。そのお金はどうなるかと言えば、相続する人が居なければ、国庫に返されるという事。

 

 だから、国庫は安心してお金を刷りまくることが出来るのかもしれない。