「代わる人がいない」という理由だけで、死に体の政権が続く日本/倉山満(週刊SPA!)  

 

 

 

>金融緩和の目的は、円安誘導、物価上昇だ。物価が上がらないと、売り
>上げも伸びないので、給料が上がらないからだ。
 
 これまで何故給与が上がって来たかを知らないんだね^^;
 
 物価上昇をやっても給与は上がらない。何故なら、売り上げが上がらないから。これまで何故、給与が上がって来たかと言えば、新しい商品が次から次へと増えたからなのです。
 
 要は借金してまで欲しいモノが増えるから、経済は膨らんでいくのです。市場に出回るお金が増えなければ給与は上がらない。市場で売られる新しい商品が増えなければダメなんですよ。
 
 単に物価が上がっても借金までして買わない。その分を節約するから消費は増えないから給与も上がらない。もし、そう言うなkで企業が給与を上げると業績は急激に悪化するでしょう。
 
 特に、今や少子化と高齢化で市場収縮が急速に起こっている。消費市場が縮んでいるのです。従って、企業が対前年比マイナスになっていくのです。
 
 それを単価アップで補填するのには限界がある。今のところ最高益を出す企業があるので、ギリギリ補填しているのでしょうが、後数年もしたらそれも出来なくなる。
 
 そして、単価アップすることで販売数は減少していくので、従業員のリストラをしなければいけなくなるでしょう。GAFAがとうとう大胆なリストラに踏み切ったのもそういう事です。
 
 IT系は反応が早いので先行して始まる。一般の製造業でも間もなく始まることでしょう。ここで失業者が増えだすと大変な事になると思います。政府は呑気に給与アップを目論んでいますが・・・・
 
 そんなことできる企業は殆どないし、やったら後で相当大変な事になるでしょう。
 
 誰もが、経済の本当の姿を知らない。成長経済しか見て来てないから。
 
 しかし、何事にも成長と衰退は付き物なのです。歴史を見れば分るんはないのでしょうか?一体学校で何を学んで来たのか^^;
 
 年間100万人が退職し、150万人が亡くなっている中で、生まれて来るのは80万人です。この数字を見て消費市場がどれ位縮むのかを計算してみてください。
 
 そして、それはこれからずっと続くのです。しかも、悪い方に増えていくのです。それがどういう事を引き起こすのか?恐らく、高度経済成長の反対、高度経済衰退を引き起こすのです。
 
 沢山の企業が誕生したのとは対照的に、沢山の企業が潰れる。雇用が急激に増えたのと反対に、雇用が急激に減る。
 
 私たちがこれまで得た良い状況の反対の事が起こるのです。政府であればそのシミュレーションが出来ているんじゃないのかな???
 
 きっと、余りに酷過ぎて手の施しようがない状況になるんじゃないの?
 
 だから、何の手も打てない。考えることさえ出来ないでしょうね。
 
 早々に国家を解散し、体制を国民に奉還したらどうでしょうか?
 
 将軍から天皇、そして国家から国民へと。時代はそういう感じになっていると思うのですがね。しかし、国民に主権者としての教育を施していないので、国民への奉還は厳しいのかもしれません。
 
 今からやっても間に合わらないし・・・・
 
 国家という体制の維持は、後10年が限界だと思いますが。しかし、人を育てようと教育した割には、一向に役に立つ人は育っていないのは何故なんでしょうね。
 
 結局、徳川が逃げて仕方なく天皇になって、戦争で負けて仕方なく天皇は降りた。つまり、何かの目的を持って作り上げたというモノではないというのが人を育てられない状況を生んだのではないかと思います。
 
 それは、信念がないのです。未来に対する思いが無いのです。人間にとって最も大事なモノが無いからこうなっていしまうのではないでしょうか?
 
 居るのは学校教育で作られた金儲けの戦士だけ。残念ながら、資本主義が終われば彼らは不要なんですよね。それも、全国津々浦々で同じカリキュラムで同じ教育をしちゃったから・・・・
 
 やはり、リスクは分散すべきでしたね。全部を同じにすると繁栄もあるが全滅もある。そして、今日本人は全滅に向って驀進中ということです。
 
 はてさて・・・・この状況をどのように打破するのか?守銭奴国民を動かすにはやはりお金しかないのでしょうか^^;