「意見を聞く」前に「リーダーシップ」を ～日本の景気の今後は岸田総理が「思い切った財政出動」をできるか否かにかかっている（ニッポン放送）
最近、バカなマスコミが政府の肝いりで財政出動を盛んに報じている。今の財政状況であれば、本来これ以上の財政出動は出来ない。だから、それを政府の口からは言えないからだろう。
マスコミを焚き付けて国民世論を醸成し、その要請に応じで仕方なく在位性出動をしようという魂胆である。
しかし、コロナで100兆円を超える財政出動をやってもこの程度である。更に、実際にはコロナ関連で国と地方を合わせてどれだけばら撒いたのかは分からないだろう。
国はともかく地方はただでさえ財政状況が悪い中、コロナを契機に財政再建団体が出て来てもおかしくないと思うがそういう話すら出ない。きっと、何か裏技を使ったのだろう。
そういうのを入れたら、恐らく国家予算の数年分はばら撒いているハズである。従って、同様の財政出動をしても今と変わらない状況にしかならないだろう。
そういう惨憺たる経済に対してなす術はない。生活保護などのセーフティネットを充実させるくらいである。後は、無理やりインフレを加速させる手はあるが、それは逆に資本主義に引導を渡す事になるだろう。
何故なら、インフレに対して金利を上げ補助金を増やせば、国家財政は想像を超える規模に膨れ上がる。それでも経済が成長すれば何とかなるが、市場収縮は加速し経済は衰退するので、焼け石に水にしかならない。
この状態は本来、資本主義が終わったことを示すのだが、それでも資本主義を貫けば、今度は人間は終わる事になる。
