助けあえない日本人女性、女性間の「分断」が進んだ背景は?他国に比べて女性間の連帯が弱いのはなぜなのか(東洋経済オンライン)  

 

 

 

〉ネオリベラリズムは、人を連帯させないで
〉資本の奴隷にさせる特徴がもともとある
 
 資本の奴隷とは何か?
 
 資本の奴隷と書くとお金の奴隷と思われるわけで、多くの人は自分がそうなっている現実からそこに何の違和感も持たないかもしれません。
 
 しかし、現実を見れば、お金とは何かと言えば国家が発行する紙切れであり、言い換えれば国家そのものだという事です。
 
 つまり、我々は国家の奴隷であるという事になるのです。それが実態なのです。どんなにお金を持っていようがそれは変わらない。全ての国民は国家の奴隷という事です。
 
 この21世紀の時代に奴隷制度が生きているなんて・・・・
 
 きっと、誰もが思いも依らないのではないでしょうか?しかし、不自由な世界を見れば、自由がない人生を振り返れば、何となく奴隷的な感じがする人も居るかもしれません。
 
 そして、かつての奴隷制度にあった奴隷は、状態は別にして衣食住の保証があり、生きていくことはさほど難しい事ではなかったのです。しかし、今日の奴隷にはそれがない。
 
 この物の溢れる豊かな世界で、生きていくことの難しさを痛感する人は実に多いのではないでしょうか?
 
 実に悲惨な奴隷制度であると思います。そして、それを知らない事こそが更に悲惨で苦しい人生をもたらせるのではないかと思うのです。
 
 悪い事を何もしなくても、真面目に働いても報われない。むしろ、気づいたら貧しくなって生活が出来ない状態になるのではないでしょうか?
 
 偉くなる、金持ちになるなら勉強すれば良いという先生の言葉に騙された人実に多いのではないでしょうか?そんなことで偉くもなれないし、金持ちにはなれない。
 
 この世界で最も大事なのは、如何に嘘が上手くつけるか!!!!
 
 という事です。相手を騙す嘘もそうですが、最も大事なのは自分を騙す嘘ではないかと思います。自分の本心を隠す。本当を見せない。そして、上司や客の気にいる自分を作る。
 
 言うなれば、演技の上手い役者になることでしょう。そうやって、自分を騙し他人を騙した先にこの世界の栄光があるということです。
 
 もちろん、それは栄光でも名誉でもない。単なるお飾りであり、中身のないトロフィーであり麻薬の様なものです。だから、それを手に入れても幸せになることはない。
 
 きっと、それを手に入れた人は不思議に思うでしょう。いや、そう思う感性は既に抜き取られているかもしれません。ただただ、それにしがみつくだけの人生になるのではないかと。
 
 そういう人生を手本にするとどうなるか?
 
 きっと、虚しいという言葉がピッタリの人生となるのだと思います。
 
 上級国民という言葉が躍っていますが、それは上級奴隷ということであり、それを威張ってどうするの?と頭をかしげたくなるのです。
 
 そうやって、奴隷同士がいがみ合っていては何も変わらないのです。国家の思うつぼということになる。
 
 そして、上級奴隷に一つ忠告したいことは、上級奴隷は間違いなく認知症を患う事になるということです。人生の最後をボケてしまっては何のために生きて来たか分からないわけです。
 
 今、人生の最後に向かっている身としては、この人生の最終仕上げこそが人生にとって最も価値ある時間であり、自分にどういう実をつけどういう種を残せるのかという事が、これまでの全ての人生を輝かせるために欠かせない努力だと思うわけです。
 
 終わり良ければ総て良し!!という言葉があるように大事なのは常に最期なのです。自分の脳に最後に残される記憶が自分の全てとなる。それが上書きを続ける記憶の宿命です。
 
 要は、人生は何歳からでもやり直せるという事なのです。死ぬ瞬間までそれは出来る。だから、決して諦めてはいけないし、自暴自棄になってもいけない。
 
 だから、この奴隷制度を後世に引き継がせてはいけないと思うのです。