「最も楽観的な見方でも、人類は2世紀後に絶滅する」。フランスの医師が警鐘 

 

 

 人口減少に隠れて理由ですね。無精子症といった機能不全は以前から報じられていましたが、こうした機能的な問題だと2世紀も持つという事ですね。

 

 個人的には、「人類滅亡へのシナリオ」にも書いたように、こうした機能不全の問題よりも考え方の問題が大きく、200年は持たないと思います。

 

 人間にとって一番の問題は何かと言えば、考え方を変えることが非常に難しいといういことです。それを難しくしている要因は学問であり学校教育であることは言うまでもありません。

 

 何かを学ぶという事は、過去の知識を入れることであり、一度その知識が市民権を得るとそれを覆すのは容易ではないわけです。その市民権を得ることを一般に「思い込み」と呼びます。

 

 人はその思い込みによって行動する。その思い込みによって他人も殺すし自分も殺すという恐ろしいモノです。その思い込みの性質が分かったから宗教が生まれたのかもしれません。

 

 そして、その思い込みが、事もあろうに少子化という人類滅亡への道を導き出しているのです。まあ、自殺が出来る人間にとって、その道に違和感はないのかもしれません。

 

 かつて、日本では少子化に陥る時代が起こっています。それが何故起こったのかについて詳しくは知りませんが、各地に道祖神と呼ばれる男性器の形をした仏像などが存在するのもその為でしょう。

 

 外国にそういう事例があったのかどうかは知りませんが、今では海外に於いても不妊治療に苦しむ人も増えているみたいです。

 

 日本では子宝という言葉で、子を大切にしようとする考え方がかつてはありました。しかし、これも学校教育導入以降、消えた言葉であり、今や子宝という言葉を使うことはめっきりなくなったのではないでしょうか?

 

 男女の恋愛や結婚はコスパが悪いだの必要ないだのという言葉が溢れ、若い人たちも同調しているのではないかと思います。加えて、トランスジェンダーが注目を集めている。

 

 別に彼らはそれで良いと思うのですが、そこに注目を集めるのは何か違っている気がするのです。この世界を繋いでいくために中心に居るべきは子どもだと思います。

 

 子どもという新しい世代の誕生が減れば、その分、確実に未来は消えていくのです。それを自分の人生で感じました。36年前に夫婦となった私たちが、今や間もなく生まれる孫を含めて13人の家族を構成している。

 

 もし、私が結婚もせず子どもを作らずにいたら、もうしばらくするとゼロになるのです。初めから私一人の人類であれば至極当然のことで驚きはないですが、私が生きてきた人生と同じような人がたくさんいることで今がある。

 

 それが急激に減ればどうなるのか?

 

 未だに経験がない事で誰も分からないと思います。しかし、ご承知の様に人口の推移を見れば、恐ろしいほど急激な上昇を示しており、人口の将来予測に於いても急激な人口減少が起こる事は認識されている。

 

 しかし、それは単なる机上の空論であり、その時代に生きる人々の考え方が考慮されていないという恐ろしい欠陥があるのです。今回の人口減少を引き起こしているのは人々の考え方であり、それはつまり思い込みであり、それを変えることは容易ではないのです。

 

 この考え方は容易に変えることは出来ないが、時代という環境によって少しずつ変わることはある。そして、問題はそれが更に少子化を加速しそうな雰囲気にあるということです。

 

 資本主義が衰退している現在、経済状況は年々厳しくなり、競争は過酷になるでしょう。そういう中で最も危惧するのは、男と女の関係であり、男女平等という考えによって、男と女が互いに競争相手となり助け合う関係ではなくなったということです。

 

 敵に恋愛感情を抱く人は居ませんから^^;

 

 こうしたことが家事論争や育児論争に火をつけ結婚という関係や意味が根底から覆されたのも非婚化の理由ではないかと思います。

 

 そして、今や子は宝ではなく鎹でもなくお荷物となっている。そして、そういう考えが当然思い込みをもたらせるのです。

 

 こうした事態を打開するのは当然、倒幕を実現するしかないと思います。資本主義を捨て国家を捨て学校教育を捨てることで、この問題は解決へと向かうでしょう。この少子化問題を解決する方法はこれしかないのです。

 

 資本主義が作る考え方を変える。思い込みを変える。そうすれば全ての問題も解決するでしょう。何故なら、全ては考え方が原因だから。