憲法施行75年 岸田首相、自衛隊「違憲論争に終止符」 

 

 

 ご承知の様に、朝鮮戦争勃発によって憲法9条は破られた。当時、軍隊を持たなかった日本は、警察予備隊という名の軍隊もどきで、朝鮮戦争への対応を図る。

 

 朝鮮戦争で具体的にどういう被害があったかは知らないが、少なくとも武力攻撃は受けていないと思う。

 

 かつて、世界が侵略戦争に明け暮れていた時代の幻影が、挑戦が日本を侵略しているという妄想をもたらせたものだと思う。

 

 そして、未だに戦争をする国もある。こうした現象をもたらせるのも過去に学ぶことで、過去の幻影を未だに引きずっている証だと思う。

 

 そして、日本は自衛隊という何とも怪しい言葉を作り出し、軍隊ではないと言い張っているが、実際はどう見ても軍隊だろう。そういう小学生にも分かる嘘を付きつけている国の内情は言わずもがなと言える。

 

 表面的には大人の振りをしているが、未だに小学生並みの頭脳しか持ち合わせておらす、小学校で起こるようなトラブルに苛まれている。

 

 自意識過剰という言葉がある。日本という豊かな国を狙っている、或いは攻撃して占領しようとする国や組織があるという考えもまさに自意識過剰だと思う。

 

 もちろん、日本という国に憧れて日本に住みたいと思う人は少なからず居るだろう。しかし、少なくとも国家や組織を束ねる長にはそれはない。何故なら、自国や自分の組織を卑下しては存在しえないからだ。

 

 自分たちが一番という事で各々の国家や組織はアイデンティティを構成することが出来るのである。まあ、それを示そうとして攻撃することがあるのではないかと考える人も居るだろう。

 

 実際にかつてはそう理由から戦争を引き起こした国もあると思う。

 

 しかし、今やそういうことで集団を騙せる時代ではない。様々な技術がそういうまやかしを超えたことが原因だと思う。

 

 人間に於いてもそうだが、自分の幸せを他人が邪魔するという事はない。しかし、それを認めることが出来ない人は多いだろう。

 

 多分多くの日本人は知らないが、例えばアメリカ大統領は軍隊の総司令官なのだ。更にかつての大日本帝国に於ける天皇も同じ位置づけとなる元帥であった。

 

 つまり、国家と軍隊は一心同体であり、軍隊なき国家はあり得ないということでもある。その実態が未だに戦争という愚かな行為を引き起こしているのは間違いないと思う。

 

 国家あるところに戦争あり

 

 こうした現実も、私が倒幕を訴える理由の一つでもある。平和な世界を築くのに国家は邪魔でしかない。国家がある限り人間社会に平和は訪れないという事でもある。

 

 過去を知ることは大事だが過去から学んではいけない。それは過去を踏襲することであり、それによって歴史は繰り返されるからだ。

 

 人間が本格的に戦争というモノを始めたのは国家が誕生してからではないだろうか?その事実を知れば、国家を無くすことを考えることになるのではないかと思う。

 

 常に大事なのは学ぶことではなく考えること。本当に問題なのは何なのか?そして、私たちが欲する世界を気づくには何が必要なのか?

 

 大事なのは、憲法をいじる事ではない。憲法そのものをなくすこと。国家を形作る憲法を無くせば国家は消滅するから・・・

 

 憲法記念日に寄せて改めて考えてみた