一年足らずで退任とは、官僚の無能さが改めて浮き彫りになったと思う。ソレはデジタル化という意味が分かっていないということだと思う。

 コンピュータ化すればデジタル化ではない。政府をデジタル化するには体制そのものを変えなければデジタル化出来ないのです。

 要は縦割り行政を続ける限りデジタル化は出来ないということです。結局、マザーボードとなる組織がない。

 基本的には内閣府なのでしょうが、他の省庁がその傘下に入らない。自分の所の権益を確保することしか頭にないのです。

 世の中の人は、偉くなると立派な人になると勘違いしている。実際は偉い人ほどチッポケなプライドにしがみついているのです。

 逆に言えば、そういう人でないと偉くはなれないということなのでしょう。

 組織は基本的にそうなのですが、民間には競争原理による淘汰があるのですが、政府や地方自治体などにはソレがないので永遠に続くのです。

 だから、そこに暮らす人々が判断し、そういう組織を壊してリニューアルしなければいけない。

 ソレはそこに暮らす人々の権利ではなく、義務であり責任なのです。政府や地方自治体で派手な芝居をする役者を選挙で入れ替える事をヤッても何の意味も効果もない。

 既に、日本は150年以上変わってないわけで、組織は腐りきって全く機能しなくなっている。そして、その責は主権者と呼ばれるそこに住む人たちが負わされているのです。

 だから、年々苦しくなるのです。ソレは国家と呼ばれる組織の寿命が近づいている証拠でもある。

 国家が滅びれば自分たちも終りだなどと思うのは愚の骨頂だと思います。これも学校教育の副作用であり、そうした資質が自分たちを苦しめるのです。

 ハッキリ言いますが、今や壊れた国家に国民を守ることは出来ません。むしろ、国家に押しつぶされて殺されるのがオチです。

 生き残る手段は国家を捨てること。国家から離れる事です。いつかは分かると思います。そしてソレが分かったら迷わず行動しましょう。

 それで全ての問題は解決していくハズです。