【速報】岸田首相が備蓄石油の放出を正式表明 価格高騰抑制では初 


 また何か胡散臭い匂いが漂って来ます(^_^;)

 1,970年のオイルショックで国内が大パニックに陥ったのを機に石油の備蓄が始まったわけで、今や145日分が備蓄されているらしい。

 半世紀に渡って溜め込んだモノを、今頃何故?と誰もが不思議に思うのは無理もない。

 政府は石油価格の安定の為にと言っているが、むしろ、高騰に拍車を掛けた結果となっている。幾ら米国の指示とは言えお粗末極まりない。

 むしろ、放出したかったのではないかと思う。

 原油にはスラッジが含まれていて、長期保存の限界があるようです。スラッジによって、いよいよ原油自体の劣化が始まっているのでは?

 出来れば、1度貯蔵タンクを空にして、タンクのメンテナンスや作り変えの必要が出て来たのではないかと思うわけです。

 しかし、原油輸入量は1,998年をピークに減り続け、今や1,988年レベルまで減っている訳で、今後の人口減少や省エネ、再エネ化を加味すれば更に減っていくのでしょう。

 ガソリンの高騰は電気自動車を普及させる動機にもなるし、石油依存度は下がり続ける訳で、これまでの様な大量の備蓄も不要だと考え始めたのではないかと思います。

 しかし、ソレを公言すると原油は大暴落する訳で、日米ともに産油国への配慮が伺えるのではないかと思います。

 そして今後、日本政府にこうしたおかしな動きが増えるのではないかと思います。資本主義に大きく貢献したのは石油だと思います。

 もし、石油が無ければここまでの文明は築けなかった事でしょう。しかし、その原動力に陰りが見えることで資本主義も揺らぎ国家も怪しくなる。

 半自然、反人間世界を構成するものは見事に繋がっているという事です。しかし、その見事な繋がりが綻び始めている訳で、我々は注意深く見ていく必要があると思います。