〉経済成長を放棄したところで、理想的な状態
〉など決して訪れるはずがない。

 昔の人間は、資本主義と社会主義や共産主義を対抗させることで、それぞれのアイデンティティを示すことしか出来ないですよね(^_^;)

 いい加減に19世紀の発想は捨てて欲しいとつくづく思うのです。こういう弊害をもたらすのが「学校で勉強するからバカになる 」という現象であり、世の中が何時まで経っても前に進まない理由と言えます。


 社会主義や共産主義が破綻するのは、資本主義をベースにするからであり、言い換えれば貨幣経済をベースにするからなのですよ。

 資本というのは、お金の事です。お金で世界を支配するのが資本主義であり、社会主義や共産主義はお金を使わない世界で無ければ存在出来ない主義なのですよ。

 人よりもお金が大事なのが資本主義であり、ソレは資本が主義だと言ってるので見れば分かるのではないでしょうか?

 だから、人間が粗末に扱われるのです。お金を持つ人間が独裁者となり他の人間を奴隷のように支配するのは自然なのですよ。

 そこで、如何に民主主義という考え方を入れようとしても、ソレが通じる訳がないのです(^_^;)

 ソレは、誰もが生きていれば分かるのではないでしょうか?分かっているから、自分が独裁者になろうと頑張るのです!

 だけども、独裁者になれるのはホンの一握りにの運の良い人間だけであり、後は独裁者の腰巾着になってお溢れを貰う事に専念するしかない(^_^;)

 しかし、お溢れに預かれない人が増えると社会は廃れていくのです。コレが資本主義の最大の欠点だと言えるでしょう。

 経済成長という言葉を掲げてがむしゃらに進んだ結果、経済成長は頂点を極めて衰退を始めた訳です。

 生が有れば死があるように。進化が有れば劣化がある。成長が有れば衰退もある。これらは常に対となっており、どちらか一方だけを手にすることは出来ないという自明の理を知らないのです。

 何でこんなにもバカなのか?

 むしろ、そっちのほうが問題だと思います。

 成長したのは経済であり、実は経済成長と反比例して衰退したのが人間ではないかと思います。

 つまり、その現実にこそ大きな希望とチャンスがある訳です。もし、経済成長と共に人間も成長していたら、経済の衰退と同調して人間も終わるしか無いからです。

 今や、多くの人間は小学生並みに劣化している訳で、一人前の大人に育つ余地が残っている。

 今や経済が衰退し多くの人たちが窮地に追いやられているのです。そして、その窮地が人間を成長させる大きな力となるでしょう。

 資本主義だの社会主義だのと19世紀の妄想にしがみついている亡霊の言うことなど無視して、我々は21世紀という新しい世界を想像しなければいけないのです。

 今は何も描かれていない真っ白なキャンバスに何を描くかを決めるのは今を生きている者にしか出来ないのではないでしょうか?

 過去と他人に縛られては何も出来ませんよ!

 そういう人生は楽しくないと思います(^o^)

 それでも、何故、お金に支配される事を選ぶのでしょうか?

 お金とは何なのでしょう。ソレは過去ではないかと思います。過去を評価するのがお金。経歴、実績に対してお金が払われる訳で、お金に拘る事で過去に縛られるのです。

 そして、最終的に未来を失うのです!これが資本主義の副作用だと思います。