皆さんは、自分の人生は当たりだと思いますか?それともハズレだと思いますか?


 60年を超える人生を歩んだ者として思うのは、人生を左右するのは運であるということです。努力や能力を超えるのが運というもの。


 人の何倍も努力しても報われな人も居るし、高い能力を持っていても発揮できない人もいる。


 若い頃、そういう事で大いに悩んだもんです(^_^;)


 しかし、歳をとって思うのは、運がないことも運があるということなんだということです。


 私の人生は失敗の連続であり未だに成功と言えるものはありません。しかし、だからこそ前に進めているのです。


 あの時、成功してたらと思うと、きっと自分はその辺の薄っぺらい老人になってたんじゃないかと、むしろゾッとするのです。


 夫婦関係だって娘や孫たちの関係だって、今の様な関係は築けていないでしょうし、孫の数だって性別だって違って来たでしょう(^_^;)


 もちろん、成功した人生を体験することは出来ないので想像の域を出ないのですが。


 多分、私は成功したいと願った訳ではなく、幸せになりたいと願っていたからそうなったんじゃないかと思うわけです。


 若い頃は、成功すれば幸せになれると、お金持ちになれれば幸せになれると思うのでしょうが。歳を取れば取るほどそうでない事が分かってくるのではないかと思うわけです。


 しかし、成功した人たちがそう思うことはないのではないかと思います。得たものの多さが失ったものの多さを見えなくするからです。


 別に、ソレを知って欲しいと思う気はなく、本人がそれで良ければと思う次第です。


 まあ、何が言いたいかと言えば、色んな事の結論はかなり歳を取らないと見えて来ないということです。


 自分の境遇に運に見放されていると、もし思ったなら、その判断は早いと言いたいのです。


 私だって、まだまだ60歳を超えた辺りで、最終的な結論を出せるレベルではないと思いますが(^_^;)


 そして、大事なのは自分が成功したいと思うのか?幸せになりたいと思うのか?どちらが本当なのかを見極める事だと思います。


 それによって、人生は180°違うと思います。