国や社会を動かすのは政治家でも官僚でもない!という事を彼らは全く理解していない。

 まあ、ソレがこの国をこういう国にしてしまった最大の要因です。

 では、何が国を社会を動かすのか?

 ソレは当然ながら、この国に住む住人たち、この社会で生きる国民なのです!

 そんな事当たり前過ぎて誰も気にしてない。つまり、自覚が全くないのが、これもまた問題なのです。

 そして、そんな自覚のない住民や国民は、何を基準に生きているのか?と言えば、何と学校教育なのです。

 学校は教科を教える所だと多くの人は思っているでしょうが、実は、どう生きれば良いかを教えている。

 ソレは、勉強して働いてお金を稼いで生きるという誰もが当たり前過ぎて気にもしない生き方です。

 だから、仕事が溢れていれば何の問題もなく社会は動いていくのです。

 しかしながら、資本主義は利益をもたらす為に効率を追求する訳で、その結果、仕事はどんどん減っていくのです。

 そうなれば、学校で教えた生きる方法は役に立たなくなる。そして、他の方法を知らない住人たちは命の危険を覚え怯えるのです。

 後は公助で助けるしかないのですが、それをキチンとやるには学校の教えを変えないとダメなのです。

 ソコを変えないで、制度だけイジっても仏作って魂入れず状態に陥り、社会も国家も混乱を来すのです。

 こういう根本的な事を政治家も官僚も、そして国民も気づかないのです。何故なら、彼らには自覚がないからです。

 色んな当たり前が自覚を削いでいるので、絶対に気づかないのです。きっと、意図して計画的にこういう社会を作ったのではなく、全ては偶然の産物だからでしょう。

 この現実は非常に重いです(^_^;)

 これを変える術は無いと言っても良いかもしれません。何故なら、現代人にはビジョンがないからです。

 常に与えられた環境で生きてきており、自ら想像する力が育っていないのです。きっと、想像するという意味さえ分からないと思います。