〉今こそ困難な問題に正面から取り組み、突破する
〉冷静な思考と圧倒的な行動力を持つ日本が求めら
〉れている。

 そうなんですが、じゃあそういう人をどうすれば育てられるのか?ということを誰も知らないのです。

 だから、勉強させる訳ですが、それでそういう人が出てきたかといえば、その最高峰にいる東大卒を見れば分かるんじゃないでしょうか?

 東大出がたむろする官僚を見れば分かるように、前例主義の事なかれ主義で、おっしゃるように全ては先送りする人間ばっかりなんですよ(^_^;)

〉官僚による政治家への忖度は、内閣人事局が
〉官僚の評価について「絶対的な権限」をもっ
〉たからとされる。

 コレは違いますよ。それ以前から官僚の体質は変わっていない。恐らく、高度経済成長という実績が官僚を図に乗らせたんでしょう。

 評価されるべきは常に実績なのです。従って、努力ではない。学校で教師が評価するから甘くなるのです。

 だって、厳しい評価を素直に受け入れる人は居ないからです。誰だって、それなりに頑張っているから。

 それでも勉強させ続けるから状況はどんどん酷くなるのです。勉強ってなんの為にするんでしょうか?

 実はコレを知らない人が多いのです。表向きは自分の為でしょうが、実際は相対評価を受けるためです。

 そんな事の為に努力しても、なんの役にも立ちません。だから、やってる振りをする人が増えるのです。

 要は、意味が分かっていないのです。猿マネと同じなのです。問題の意味が分からないと普通は答えが出せません。

 しかし、学校で習う教科は、意味が分からなくても覚えれば解けるのです。だって、学校では覚えることを教えているのだから。

 そして、物覚えが上手な人が好成績を納め上のレベルへと上がって行き、最後は頂点である東大に入る訳です。

 だから、高学歴の人ほど猿マネが得意であり、誰かの成功を真似るのが上手いのです。だけども、全ては真似ただけで自分で考えていない。

〉今こそ困難な問題に正面から取り組み、突破する
〉冷静な思考と圧倒的な行動力を持つ日本が求めら
〉れている。

 だから、冒頭で引用したこの様な事は出来ないのです。官僚や企業人を見てれば分かりますが、彼らは常に国内や海外の成功事例を探している。

 色んな国や地域で上手く行ったやり方はないのか?

 そして、ソレを見つけたらそのままパクるのです。それが何故成功したのかを考えることもなく。

 従って、それが日本で上手く行くとは畫らない。いや、先ず上手く行かないでしょう。しかし、彼らはそんなことを気にすることなく、新たな成功事例を探して回るのです。

 だって、それしか出来ないから!

 そして、みんながそうだから誰も違和感を覚えることなく、新たな成功事例を探すことに懸命になり、それを上手くやる人を仕事が出来ると評価するしされるのです。

 しかし、国内や海外での成功事例が少なくなると自ずと彼らの力も萎んで行きます。で、何も出来なくなると先送りされるのです。

 この状態こそが「学校で勉強するからバカになる」と言うことであり、探すだけなら小学生にだって出来るのです。

 知識を覚えるという行為が猿マネを仕込まれることである事に気づく人は居ないでしょう。オマケに、これまでは猿マネ人間が高い評価を得てきた訳で、猿マネこそが人間の能力だとさえ思えているでしょう。

 こうした状況が、政治、行政、企業、学校という全ての環境で進行しており、1億総猿マネ状態となっている訳です。

 もちろん、この先に待っているのは人類滅亡という悲惨な最後であることは言うまでもありません。

 オーバーな、そこまで行くわけがないと思うかもしれませんが、この1億総猿マネ状態という誰も気づかないのは非常に怖い状況なんです。

 今日昨日染み付いた汚れは直ぐに落とせますが、例えば、日本に学校教育が導入されて150年という歴史は重く、コレを取り除く事は出来ないでしょうから。

 後は、この事に気づく人がどれくらい出てくるかで決まると思います。要は俯瞰できるかどうかなのですが、猿マネ社会の中に住んでいては到底できない訳で、そこから弾かれる人たちが唯一の希望となるのです。

 しかし、猿マネ社会から弾かれた人は、自分を卑下しており、俯瞰できる状態ではないでしょう。

 だから、私はこの猿マネ社会から弾かれた人たちにその事を伝えようとこうやって書き続けているのです。

 この社会から落ちこぼれることには意味があるのだと。自分が苦しい思いをしているのには意味があるのだと。

 そこには目指すべき素晴しい未来と、ソレを為すべき使命が隠れている事に気づいて欲しいと思うのです。

 今浮かれている人たちを見ちゃダメだよ。彼らはソレで終わる人たちなのだから。ソレを目指すことは未来を閉ざすことに等しいのです。

 草木が、美しい花や実を付けるのは最期の印なのです。ソレに引き寄せられると終わる。大事なのは、今、暗い土の中に隠れている種であり、それが明日を作る力となるのです。

 そして、その種となるのが、今や真っ暗闇に覆われている人たちとなるのです。その人たちが発芽をしなければ未来は作れないのです。

 そして、新しい種が作る草木には、当然新しい花や実がなるのです。そうやって未来が作られ歴史となっていく。

 この壮大な宇宙ロマンの一翼を担っていることをどうかお忘れなきように願います(^o^)