このデータから見えてくるのは、感染拡大が急激に進めば縮小も急激に進むということです。

 従って、本当に怖いのは、ゆっくり進む感染でありあり、そういう場合は、ピークが見えないので総感染者数が掴めない。

 従って、我々は油断するので感染者数は増え続ける事になるが、下手したらそれさえ気づかないので、気づいた時には手遅れとなる。

 感染症に於いて未だそういうモノは出現していないが、それと似た現象は既に起こっている。

 ソレはコンピュータウイルスで例えられる人間の脳に取り付く思想ウイルスである。わかり易い例が宗教と言えるだろう。

 まあ、宗教と言えば、キリスト教やイスラム教、仏教が代表的だが、残念ながら今や神や仏を信じる者は少ない。

 現代人が何を信じるかと言えば、ソレは「お金」である。キリスト教徒もイスラム教徒も仏教徒も、今や「お金」を信じる「お金教徒」と言えるだろう。

 お金教、言い換えれば資本主義が誕生して数百年で人類の殆どが「お金ウイルス」に感染させられたとも言える。

 その結果、人類は豊かになったが社会は荒れ果ててしまっている。こういう現実を、いや症状を見ても誰一人ウイルス感染を疑う者は居ない(^_^;)

 かつて、急激に台頭したファシズムや共産主義には大きく抵抗する免疫が働いて抑え込んだ訳だが。

 長い時間を掛けて感染拡大していった資本主義は、今や人間誕生以前から存在した、まるで自然環境と同じ様に何の違和感を覚える事もなく受け入れているのである。

 それによって人間が健康で幸せな人生を歩めるのなら何の問題もないのだが。

 実際は年々、人も社会も悪化の一途を辿っており、その原因がまさか自分たちが信じて疑わない思想にあるとは思いもよらないのである。

 体を蝕む感染症は脳によって見つけることが出来るが、脳そのものを蝕む感染症は脳には見つけることが出来ない。

 だが、見つけることは決して不可能ではない。何故なら、免疫に、自然免疫と獲得免疫と言う二重の機能がある様に、人間の脳に見つけられないウイルスを見つける機能が用意されているからです。

 ソレが「心」という人間だけが持つ特殊な能力です。ソレは他の動物にはない高機能な脳が持つリスクをカバーする為に備わっているのです。

 そして、これまでは「心」によって脳の暴走が制御されて来たのですが、学校教育によって「心」の能力を低下させてしまった事で、人間の暴走を始めたのです。

 ソレは、資本主義の発展を学校教育が後押ししているのを見れば分かるのではないでしょうか?

 こうして人間の脳の暴走が始まりサイトカインストームと同じ様な現象が引き起こされるようになったのです。

 サイトカインストームとは免疫が自分の体を攻撃する事であり、免疫暴走と言われています。人間を守る脳が人間を攻撃する脳に変わってしまった。

 要は、人間の体で起こることが社会でも起きているということです。ガンに膠原病にうつ病に認知症と言った自傷的な病の増加に少子化という生命の否定状況を見れば、人間社会の荒廃レベルが見えてくるのではないでしょうか?

 もちろん、この先に待っているのは夢や理想や繁栄ではなく、人類の死、人類滅亡となるのは自明だと思います。

 だから、学校教育を止めて「心」を復活させ脳の暴走を止めなければいけないと思うのです。というか、人類を滅亡から救う方法はこれしかない。

 薬やワクチンで人を救うことは出来ない。人を救えるのは人が持つ免疫機能だけなのです。体に侵入するウイルスも脳に侵入するウイルスも、自己免疫力を取り戻すしか、人類を守る方法はない。

 そして、ソレは決して難しい事ではないのです。むしろ、実に簡単な事であり、要は良かれと思って余計な事をしなければ良いだけのこと。

 ただそれだけなのです!

 我々が生きている地球という自然環境には様々な掟が存在しますが、その最上位にあるのが「あるがまま」と言うことです。

 余計な事をしない。人間ごときの力で自然に抗うような事をしちゃダメなんです。この数百年で人類はその事を教えられているのですが、暴走している脳には全く伝わらないのです。

 生まれた者はいつか必ず死ぬって事すら、今や認識出来ないんじゃないでしょうかね(^_^;)

 非常にヤバい状況に陥っていると思います。