皆さんもご承知のように、昨年のインフルエンザの流行は殆どなく、コレは近年では考えられない状況であったと思います。


 その割には、マスクとうがい手洗いが効いたからという程度で、あまり関心がなかったのではないかと思います。


 私も気になってはいたのですが、ついつい忘れてしまっていて、コロナが落ち着きを見せたことで思い出して調べてみました。


 ウイルスの大きさは共に100万分の1ミリ程で外見上に大きな違いは見られず、違いは外気中に於ける生存時間にありました。


 インフルエンザウイルスが2〜8時間程度に対して、コロナウイルスは最大で28日程度と圧倒的な違いがあるようです。


 一時は空気感染が話題にもなりましたが、ウイルスの浮遊時間は3時間程度であり、それよりもウイルスが付着したモノに触れる接触感染の可能性が高いのではないかと思われます。


 インフルエンザが抑えられるマスクでは新型コロナは抑えられない理由がそこにあるのでしょう。


 中にはウイルス干渉等という医者も居たとは思いますが、集団免疫と同じで単なる妄想であると思います。


 かつて、新型コロナウイルスの厄介な特徴として潜伏期間の長さが挙げられた事があったと思います。


 これも、外気中での生存期間が長いことが影響している可能性が高い気がします。


 考えられる接触物は、つり革や手すり、ドアノブ、後は、お金に、買い物時に触れる商品、ネットで届くダンボールなど、他人が触った全てのモノにリスクが潜んでいる訳です。


 だから、外出しなくても罹る可能性があるのです。


 マスクや密や沈黙では防げないのはその為でしょう。かと言って、過度に神経質になる必要はないと思います。


 何故なら、そういう逃れられない多様な感染ルートを持っていても、99%の人は感染しないからです。


 殆どの人が罹る風邪よりも実は弱いウイルスと言えるかもしれませんね。もちろん、風邪のウイルスは色々あるので、それもあるでしょう。


 逆に言えば、そうした風邪の一種と言えるのかもしれません。問題は、そういう風邪で重症化したり亡くなったりする状況であり、人間の抵抗力が落ちてきていると考えるべきだと思います。


 昔のように栄養状態の悪い時代ならやむを得ないのですが、これだけ豊かな時代に抵抗力が落ちるのは問題だと思います。