変異株と騒がれながらも、何となく終息に向かいつつある気がする今日この頃ですが、改めて、新型コロナウイルスについて考えてみようと思います。

 

 一昨年の年末に中国から始まった新型コロナウイルス。一説にはその前から他国で発生していたという噂もあったようですが、本格的な脅威となったのは中国・武漢での大騒ぎであったと思います。

 

 中国の慌てようというか、病院を建設したり都市をロックダウンさせたりと、世界中を震撼させるには十分な演出ではなかったかと思います。

 

 それから、日本やアメリカ、そしてヨーロッパへとあっという間に感染が広がり、世界中がパニックに陥ったわけです。

 

 不覚ではありますが、私もその煽りを真に受けてしまい、致死率2%という数字とインフルエンザ並みのオーバーシュートになればヤバいと思った次第です。

 

 アメリカはインフルエンザ並みのオーバーシュートに見舞われ、死者の数も膨らみましたが、日本では一年経った現在でもオーバーシュートとはなっていない。

 

 当初感じた新型コロナウイルスへの脅威は段々と薄れていきました。そして、冷静に状況を分析すると、むしろ何故この程度で大騒ぎしているのかという疑問が浮かび上がったわけです。

 

 基本的な死因としては肺炎であり、別に新しい病気でもないし、特に高齢者では罹り易い病気でもある。でもって、肺炎についても調べたわけです。

 

 昨年の情勢を見るにつけ、温かくなると患者は減り、寒くなると増える。それは、まさにコロナウイルスが引き起こす単なる風邪ではないのかと思うようになりました。

 

 風邪は万病の元と言われるように、風邪を軽視するのは昔から危険な事であり、新型と言えども同じであると思うのです。

 

 そして、注意すべきはウイルスの性質です。それは何かと言えば、感染力と毒性は反比例するというモノ。それは、人の細胞に寄生して生きるウイルスの性であり、強毒化すれば宿主が死ぬので広がらないという状況から言える事なのです。

 

 従って、変異株によって感染力が上がったという時点で、それは弱毒化してきたという証拠になる。報道ではそういうことを指摘することはない。

 

 とは言え、それでもオーバーシュートは起こらなかった。ワクチンの有効性はともかく、ワクチンのない昨年の状況でそれは分かると思います。

 

 大抵の人は、マスクやうがい手洗いで防げたと思っていますが、それだと、衛生管理がしっかりしている病院でクラスターが多いことに矛盾が生じるわけです。

 

 目に見えない細菌やウイルスの侵入状況を我々は見ることが出来ないわけで、そういう細菌やウイルスから身を守る方法は、他人と接しないこと以外にないと思います。

 

 ところが、厳しいロックダウンをしない日本に於いて、昨年の夏場は大きく減少したわけです。そして、今年一月にピークを迎え、そこから減少している。

 

 こういう状況から考えられるのは、新型コロナウイルスというのは単なる風邪ウイルスであり、体調管理をキチンとして免疫力を保てれば罹らないという事です。

 

 日本に於いて、この一年で罹った人は1%以下であり、99%の人は罹らない。ある意味、感染力は大して高くはないという事だと思います。

 

 そして、その一割が重症化し、その一割半が亡くなっている。しかし、それが全てこのウイルスのせいかと言えば、それは不明であり、肺炎については以前書いたように、それ以外の症状については、それが起こる別の原因の可能性の方が高いと思うのです。

 

 しかし、そういうことをキチンと検証することを怠るので、全てを新型コロナウイルスという単なる風邪の変異株にスケープゴートしている。

 

 問題は、何故そういうことをやるのか?となるのです。

 

 前にも書いたように、その最大の理由は、資本主義を延命させる為。誰もがもはやコロナ前を忘れているようですが、コロナ前の経済はじり貧であり、人口減少も含めてお先真っ暗ではなかったかと思います。

 

 だから、日本は改元を行い、年金2000万円を煽って株価を釣り上げた。そして、コロナによって株価は驚異的な回復を見せ、年金破綻を先送りすることに成功したと言えるでしょう。

 

 コロナを名目に世界中が札束を擦りまくって市場に投入し、経済を活性化させることに成功したのではないでしょうか。もし、コロナが無ければ、今頃はデフォルトに陥る国がたくさん出ていたと思います。

 

 しかし、わが国も含め、コロナによって経済は息を吹き返しつつありますが、人間は疲弊し社会は地獄化しているのではないかと思います。

 

 結局、お金で人は救えない。お金とは麻薬のようなもので、人を廃人にする危険なモノであり、見て目は華やかですが、中身はボロボロの人間社会となっていることに早く気づくべきだと思います。