我々は、新型コロナウイルスに対して敗北宣言をする時が来ていると私は思います。まだ、致死率が低いうちに・・・

 

 政府が何をやろうと個人でどう対応しようと、このウイルスは防げない。それは、インフルエンザの感染が激減している時点で気づくべきだと思うのです。

 

 毎年毎年、1000万人以上の感染者を出していた、冬の定番であるインフルエンザが、コロナ発生の今年の春より激減している。それはマスクや手洗いなどの感染防止策が功を奏したということであり、ウイルスに買ったという事。

 

 しかし、そういう中でも新型コロナウイルスは殆ど止められておらず、感染拡大の一途を辿っている。それでも、政府は感染防止策で対応できると譲らず、悪化する状況にお手上げ状態となる日も近いだろう。

 

 何故、この新型コロナウイルスがこれほどまでに広がるのか?

 

 それは、感染力の弱さによる潜伏期間の長さではないかと思う。感染して発症までに時間が掛かれば掛かるほど、感染源の特定が難しく、対処がしづらいのである。

 

 その結果、感染防止網を容易にウイルスはすり抜け、その先の人たちの体の中で静かに増殖を始めるのである。私はウイルスの専門家ではないので、この手のウイルスが他にあるのかどうかは知らない。

 

 しかし、我々がこれまで対峙したウイルスの中にあって、最も感染力が弱く、最も発症率も低いウイルスなのではないだろうか。それ故に止められないのである。

 

 約8割は軽傷と無症状。こんなへなちょこウイルスが他にあるのだろうかと思う。しかし、それが故に感染者の特定が難しく、加えて感染経路が追えないという殆ど無防備な状態となる。

 

 今のところ、致死率は2%以下であり、甚大な影響は考えられないが、それでもインフルエンザ以上に蔓延すると、数十万単位で人が死ぬことになる。

 

 万が一、強毒性のウイルスに変異でもしようものなら、人類は滅ぼされることになるだろう。経済優先とか言ってる場合ではないのである。これは、人類存亡の危機になるかもしれないのだ。

 

 もしそうなったら、もう完全にお手上げである。本当に終わることになる。

 

 だから、そういう変異をする前に完全に潰さなければいけない。「掃討作戦」をやるしかないのである。何事も、今を見て対応してはいけない。例えば、1か月先や1年先を見て対応しなければ間に合わないのだ。

 

 それは、未来を想像できなければ出来ない芸当である。もちろん、そうならない可能性だって充分にある。しかし、そうなったらお終いという状況だけは避けるべきではないかと思う。

 

 本来、それを決断するのが宰相の務めである。しかし、悲しいかな日本に本当の意味での宰相は居ない。だから、主権者である我々がそれをやるしかないのである。

 

 国家が国民を守らないことは当に分かっていると思う。政府を批判するだけではもうダメなのである。もしかしたら、我々に残された時間はそんなに長くないかもしれないのだ。