先日、自死は絶望から起こるものだと書いたのですが、もう一つの理由に気づいたので、書いておこうと思います。

 

 それは愛です。大切な人を守るためにと思う愛。

 

 一連のスターの自死に衝撃を受けた理由は、何故前途洋々な若き男女が自ら死を選ぶのか?が分からないということだと思います。世間では色々悪く捉える人もいるのですが。

 

  特に三浦春馬さんと竹内結子さんに関しては謎でしかないとも言えるでしょう。

 

 このお二人に関してはコンフィデンスマンJPという映画が接点としてあるわけで、どうしても何かがあるのではないかと思うわけです。更には香港でのロケもある。

 

 三浦さんと竹内さんの間に何かがあったのではないかと思うわけです。互いに仲が良かったという噂もあるわけで、もしかしたら恋愛関係に発展したのかも。

 

 そう言えば、三浦さんが共演した東出さんの不倫をかばう投稿をしたことでバッシングを受けていたということがあり、それが自死に至る一つの原因ではないかと書かれた記事を見た記憶がある。

 

 いくら共演者とは言え、そういう投稿をするイメージが三浦さんにはなかったので少し違和感を覚えた気がしていました。

 

 もしお二人にそういう関係があったとしたら、三浦さんが東出さんをかばう気持ちが分かるわけで、その後に受けた誹謗中傷に恐怖を覚えたのではないかと察することが出来るわけです。

 

 三浦さんは男だし独身だから、世間から何と言われても耐えられるのでしょうが、万が一それが竹内さんに向かえばと想像するだけで耐えられなかったのではないかと思います。

 

 このままの関係を続けていたらいつかはバレる。だけども、関係を断てる勇気も思いもない。もし、どうだとしたら、竹内さんを守るために死ぬしかないと思ってしまったのではないでしょうか?

 

 自分が死ぬことで竹内さんとの関係は世間に知られることはない。だから、竹内さんを守れる。

 

 これが三浦さんの自死に理由だとしたら、少しは分からなくもない。

 

 だけども、それは非常に浅はかな男のエゴであったと言えるでしょう。彼が彼女にそのことを伝えていたかどうかは分かりませんが、そういうことをされた彼女が喜ぶはずもない。

 

 だけども、彼女は一流の女優であり、決して取り乱すことはなかった。妻と母を演じ切ろうと必死で生きたのではないかと思います。だけども、前途有望な青年の命を奪ったという思いから逃れることは出来なかった。

 

 自分が留まっていれば彼を死なせずに済んだという思いは消えることはないでしょう。お二人ともまじめな好青年と美女であり、そういうお二人が真剣に愛し合ったのであれば尚のこと。

 

 もしこれが真実であるとしたら、我々世間が素敵な役者をこの世から奪ったことになるのかもしれない。昨今の不倫に対する執拗なバッシング。まあ、不倫に限らずネットを介したバッシングは目に余るモノが有る。

 

 私は思うのです。誰もが幸せになろうと思って生きている。だけでも、色んなことがキッカケて思いとは裏腹な道へと進まされてしまう。きっと、そこに至るには小さな選択のミスが重なったことで人生を大きく踏み外す結果となっているのではないかと。

 

 だけども、それを冷静に振り返る余裕もなければ思慮もない。そして残るのは「何でこうなったんだ」という後悔の嵐。それを他人を批判することで解消しようとしているのではないかと。

 

 他人がどんなに幸福であろうと不幸であろうと、自らの幸福とは何ら関係はないのです。自分を幸福に導くのは自分だけであり、その自分に頑張ってもらうしかないのです。

 

 幸福は永遠に続きますが不幸は永遠ではない。実際、この世に不幸というモノは存在しないのであり、あるのは不遇という見せかけのモノなのです。

 

 不遇に満たされること人は絶望し自死を選ぶ。あるいは、まだ来てない不遇を恐れて自死を選ぶ。愚かというより哀れと言えるかもしれません。

 

 我々は我々の人生を幸福に終えるために生きるのです。そして、生きていけば必ず幸福になれる。幸福になれた私が言うから間違いない。

 

 目先の不遇や不遇の海に溺れないでください。それらは人を幸福に導く術なのです。本当の幸福は優遇の中では見えない。きらびやかな世界に幸福はないのです。

 

 全てを失ったときに残るもの。それこそが本物と言えるでしょう。人はいつ本物に巡り合えるか分からない。だから、本物に巡り合ったときには大事にして欲しいと思います。

 

 三浦さんと竹内さんも、もしかしたら本物にやっと巡り合えたのかもしれません。だから、出来れば不遇を恐れて逃げるのではなく不遇の中でそれを確かめて欲しかったと思うのです。