なかなか世間に知れ渡らないことなので
何度も書きますが
緩和ケアは末期限定ではありません(これは1つ目)
ただもう一つ
これが重要
緩和ケアはがんの患者さんの強力なサポート役なのです(これが2つ目。大切)
緩和ケアは末期というイメージがあります
しかしもっと問題だと思っているのは
「緩和」と名前がついているので
症状がある時に受診すると「勘違い」されてしまっていることです
たまにがんと診断された早期でも
「もっとふさわしい治療があるのでは?」
と話を伺っていて思うことがあります
助言の結果、より適切な初期治療を提供してくれる施設につながることがあります
そして、ここはより重要なのですが
「病気がある程度進むと医療機関によって治療の内容等の判断が変わることが増えます」
そのような時に、ふだんから緩和ケアの医師などとコミュニケーションを取っていると、
その意思決定の支援が提供される、これが大きいのです
実際、私が仲介して、よりよい治療にたどり着いたという事例は多くあります
Aという治療を提示された話を伺って、でもこの方にはBが適切なのではないかと「がん治療を知っており患者さんを多数診ている医師の専門的立場から」助言を行うことで、またB治療を提供してくれる施設の情報を提供することで、結果よりよい治療を受けることにつながったということです
だから、「早期からの緩和ケア」に「定期通院してほしい」(実際、早期からの緩和ケアは研究でもそのようなものです。定期受診が大切なのです)
と思っているのですが、緩和ケアは末期という1つ目の思い込みと
緩和ケアは困ったときだけにかかればよいという2つ目の思い込みが
それを邪魔して、適切なサポートを受ける機会を遠ざけてしまっているのです
本当にいつまで時間が経っても(10年以上言っています)これが伝わらずに、難儀さも感じていますが、
伝え続けるしかありません
皆さんもぜひ「早期からの緩和ケア」そして上記のようなことを知っておいて頂ければと思います
そして緩和ケアにつながろうとしない対象者は多数います(本当にもったいないです)ので
ぜひ背中を押してあげて頂けたらと思います
お伝えしたように
緩和ケア(特に早期からの緩和ケア)はがんの患者さんの強力なサポート役です
孤独に対峙しなければならない状況を、専門的知識のもとに、患者さんの立場から支える
そのような機能が早期からの緩和ケアにはあるのです