今日は前回の記事の続きです。
「わたしが感じている「整理収納」の仕事のおもしろさ(前編)」
実は当初は前編と後編に分けようと思っていたのですが、
書きたいことが増えて、今回は中編です。
前回の記事をアップした後、
私は何のために、
いま、
整理収納を仕事にしているのだろう、と
考えました。
(え、今更、目的?)
と、自分でも実は驚いたのですが、
楽しいから、と、流れに身を任せて始めたこの仕事、
目的なんか考えてなかったんです。
でも今回、ブログを書くことで、
目的を考えることができました。
楽しさだけがきっかけで始めたこの仕事ですが、
今このことを考えることができて、良かったです。
わたしの心に問いかけて問いかけて、
そしてたどり着いた「目的」は、
「ママたちの心を少しでも軽くしたい」
でした。
いわゆる“働いている”かどうかは関係なく、
子どもを持つママたちの心をほぐして、
少しでも毎日をラクに楽しく過ごして欲しい。
そんな思いが私の根底にあることがわかりました。
自分が子どもを生んでみて知った世界、
見えてきた世界。
周囲のママたちの状況、心境。
追い詰める世間、
自分を追い詰めてしまうママたち。
一流の子育てがあると信じているママたち。
一流の進路があると思っているママたち。
だから、子どもの様子ではなく、
親戚や世間を見ているママたち。
子どもが追い詰められていることに気づかないママたち。
子どもが助けを求めていることに気づかないママたち。
そして、わたし自身も、
その境界線に日々立っていると、
決して他人事には思えないのです。
追い詰められているママたちを助けたい。
もしかしたら明日にはそうなってしまうかもと、
不安を抱える自分自身を助けてあげたい。
その手段のひとつが
整理収納でした。
家の中をスッキリきれいにして、
お片付けしやすい仕組みを作ることによって、
少しでも家族が、
そしてママ自身の心が安らげるように
お手伝いしたいと思ったのです。
うつ病になって、
だんだん回復してきて、
やる気が出てきて、でもやることがなくて、
家の中のこと(家事)をやり始めました。
料理や、掃除や、洗濯や、整理収納。
その時に偶然引っ越しが重なりました。
ベッドや本棚など、収納をいくつか捨てました。
また、引っ越した先の家は
前より少し広く、収納力もありました。
その結果、物がスッキリと収納に収まりました。
そして、毎日掃除機をかけていると、
少しでもゴミが落ちていると目立つため、
気になってゴミを拾う自分がそこにいました。
(物が床にないと、こんなに広く感じるんだ・・)
(目に映る物が少ないと、こんなに心が落ち着くんだ・・)
生まれて初めて、そんなことを思いました。
心が落ち着いていると、余裕が生まれます。
余裕があると、子どもの粗相にも寛大になりやすいです。
牛乳の入ったコップとか落とされても、
(あー、やっちゃったよ(-"-;)
とか思いつつ、
「あれ、こぼれちゃったね。
こういうときはどうすんだっけ?(^^)」
とか笑顔で言えます。
これ、本当に気持ちが良いです。
怒らなくて済むって幸せです。
怒らないためには、自分が余裕を持つこと。
そのために、まず自分を大切にすること。
部屋をきれいにするための仕組みを作ること。
ひとりでできないのなら、誰かに助けてもらうこと。
助けてもらうことに、後ろめたさを感じないこと。
(だってそんな必要はないのだから)
そんな思いがあって、その手段のひとつとして、
整理収納の効果を自分で体験したわたしが
この仕事をやる意味があると思ったのです。
(次回に続く)
世田谷お掃除相談所
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