毎週火曜日は、「アート」をテーマにお届けしている「アールドヴィーヴル」。
フランス人のライフスタイルを象徴する言葉。「Art de Vivre(アール ド ヴィーヴル)」
この言葉には、生きること全てがアート。自分らしく生活を楽しむ、アートな生き方。
そんな意味が込められています。
今回は私達が知っておくべき人物、現代アーティストの天才
「草間彌生」(くさま・やよい)さんをテーマにお届けしました。

草間さんは、長野県松本市生まれの現在84歳。
草間作品といえば、やはり「水玉」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
見る者を圧倒する色鮮やかな、おびただしい数の「水玉」の世界は、まさに草間ワールド。
最近では、あのルイヴィトンとコラボしたことでも話題になりましたよね。

10歳から「水玉模様」を描き続けているという草間さんですが、
実は1975年から病院に滞在し作品を作り続けています。

自己表現と自己消滅を求めることにエネルギーを注いできたという草間さんですが、
「アートを通して自滅するつもりはない」という言葉からも、
草間さんの作品には力強さや奥深さ、更には「愛」や「生」「死」「宇宙」といった
人類に関わる様々なメッセージが私達の心に響いてきます。
そんな草間さんの作品に出会える場所をいくつかご紹介しました。

まずは、草間さんの出身地である長野県松本市にある「松本市美術館」。
こちらでは、草間さんの作品が常設で展示されています。
美術館だけではなく、もはやアートは自然や環境と共に楽しむものとして有名なのが
瀬戸内海の「直島」にある巨大な水玉のカボチャ。
海を背にした巨大な黄色いカボチャは海と太陽の光を浴びて、より一層輝いています。
他にも、鹿児島県霧島市にある「霧島アートの森」では、
色鮮やかな水玉の巨大なハイヒール作品「赤い靴」に出会えます。

都内では、六本木ヒルズの森美術館で現在開催中の話題の展覧会「LOVE展」で。
こちらは、9月1日まで開催されています。
同じく六本木ヒルズでは、この夏開業10周年記念イベントとして
草間彌生とのコラボで「LOVE TOKYO サマー」が開催中です。
「水玉ガーデン」では草間デザインのオリジナルグラスでビールを楽しめます。
こちらも、~9月1日までオープン。
「水玉テラス」では、水玉を使った空間演出でハイボールなどが楽しめるバーがオープン。
こちらは、~8月11日まで。
カフェ「私の大好きな私」では草間作品をイメージしたオリジナルメニューが勢揃いします。
なんと赤い水玉模様のスイーツもあるんだそうです。。
こちらは、今日8月6日から8月18日まで開催されます。
まさに水玉づくしのイベントになっています。

24時間テレビではあの嵐の大野くんとコラボしたTシャツが発売されたりと、大活躍の草間さん。

最後に、一人の人間としても多くの魅力を持つ草間さんの言葉を紹介します。
「私の芸術の発展は天才と努力の二つから成り立っています」
「私は宇宙初の天才で星や太陽といつも一緒に住んでいます。
 私の想像力は、限りもなく地球を飛び越えて宇宙の彼方へ前進して行きます」
「死んでもなお、死んでも死に切れないくらいまだまだ絵を描きたい。」
「じゃんじゃんやるわよ私。命のある限り」
現代に生き続ける84歳の天才アーティスト草間彌生さんらしい言葉でした。

この夏ぜひ、魅力満載の「草間ワールド」を体感してはいかがでしょうか。