私がよく患者さんにお話したり、本に書いたりする、目・耳の5大リスクファクターがあります。

1肩こり2.冷え性3.ストレス4.寝不足5.目あるいは耳の酷使です。

まずここでは肩こりについてお話します。

西洋医学が発達した欧米では、梅雨もなく比較的乾燥した気象条件にあり、体型も白人は首が太く、いかり肩のため、首が細くなで肩の東洋人と比べて肩がこりにくいとされ、治療法もほとんど考えられてきませんでした。

それに対して、東洋医学では鍼灸あんまなどの方法で、肩こりの治療を重要視してきました。
風邪は万病の元と言われますが、私は肩こりも万病の元だと考えています。

反対に、様々な病状が肩こりの原因になることがあります。

目が疲れれば肩がこる。
肩がこれば目がかすむ。
耳を使えば肩がこる。
肩がこると耳鳴りが大きくなる。
というようなことはよくあることです。

したがって、治療する側は肩こりを徹底的に治療します。
患者さんは肩がこらないように、姿勢に気を付けたり、寒い時期は首や肩を保温したり、ストレッチや適度な運動をするなど、心がけていただきたいと思います。

目の患者さんが「とにかく今日は肩こりが辛い」とおっしゃったので、試しに肩こりだけの治療をしてみたところ、目のツボに鍼を打ってもらわなかったのに、目まで楽になったとおっしゃいました。

この症例で、改めて肩こりの治療の重要性を再確認しました。

【接経気功(せっけいきこう)とは】
接経気功は、経絡に手をあてて気の流れを整える治療法です。
皮ふを直接素手で摩擦したり押したりする事によって、気の流れを感じとり、全身くまなく気が行きわたるように整えます。
生後2か月の新生児から、大人まで受けていただくことができます。
治療時間30分程度
治療費5,000円(税別)

詳細、お問い合わせは公式ホームページをご覧ください。
http://setagaya-chiryoshitsu.com/
セタガヤ治療室
電話(月曜以外にお電話ください): 03-5426-1411