炎です、ご無沙汰しています。(いつもご無沙汰ですみません)
みなさん、お元気でしょうか?
コロナの自粛中は何をされていましたか?
わたしはひたすら、哲学や古典を読んだり、語学の勉強、部屋のお片付け、あとガンダム見ていました。
ガンダムを少し知ってきたおかげで、街にあるガンダム関連のものが理解できるようになりました。
↑再開して完成させた刺繍。ずっと中途半端で20年以上気になっていたので、
自粛期間中はこの完成が一番感激しました。
それにしても、やらなきゃいけないことも、どんなに時間があっても、できないときはできないですね・・
さて、8月は劇団を一度ユニットに戻し、お1人様で再スタートを切りました。
そのあたりはホームページに経緯が書いてありますので、割愛します。
また9月は豊岡演劇祭で『零』という室内オペラについていた関係で、豊岡にしばらく滞在していました。
今年初オペラ、スコア読めるのがなんだか嬉しいんですね、どうしてでしょう。
そして今週になりますが、公演をします。
直前のお知らせで申し訳ないのですが、各回限定お客様1名様というおかしな公演でして、
どれくらい告知をだしていいか分からなかったので、まだ3席余っています・・。
私が書いて、演出して、インスタレーションのようなことをしています。
もう自由です。
ぜひお時間ございましたら、お越しください。
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『我、へだてて、景色』
パンデミックで、私たちは通じ合うことが難しくなった。距離を離して会話をし、透明な板をはさみ、ビニールカーテン越しに会話をし、画面を通し、まるで悪の所業のように背中を丸めて小さくなりながらコンコンと咳をする。マスクをつけて対話をすると表情が見えないので、空気感を共有することがちょっと難しい。それで不完全な疑似的やりとりをしながらも、なんだか俗っぽい表現になるが、コンドームをつけてセックスしたときみたいだなとふと感じたことがある。それは本物のような感覚がつきまといながらも、決して交わることはできず、自分に嘘を食べさせている所業を思い出すからだ。
この日常化してきた一枚が隔てるこちらとあちらの世界は、その気になって手足を動かせば飛び越えられるやわなものなのに、そこを突破することは許されない道徳的倫理的常識的振る舞いが存在感を示す。私と相手との間にある、この一枚にはどれほどの力があるのだろう。そして、一人ぼっちにさせるこの手ごわい敵に対して、我々は、どう対峙すればいいのだろうか。
民家を一軒借りた。それは触れることのできない私たちが、通じていないことを鑑賞する物語が作りたかったからだ。その体感は、共感か嫌悪か、もしくは別の感覚なのか、今は分からない。けれどもしかしたら、つながることのできない物語にも「この一枚」を現代風に2本指で拡大化してみたら、粗目が姿をのぞかせ、突破する方法を見つけられるかもしれない。
そんな期待を込めてこの作品を発表する。
*各回おひとり様でご観劇いただく、
今だ、
世田谷シルク公演
『我、へだてて、景色』
構成・脚本 堀川 炎 / 出演 堀川 炎、その他
2020年10月18日(土)、24日(土)、25日(日)
各回(14時~18時まで一時間ごとに上演)
↓残席は、こちらです↓
18日(日)15時/18時
25日(日)18時
所要時間40分程度予定。
料金 おひとり¥3,500- (前払い制、振込または電子マネーPayPay決済)
チケットフォーム
https://www.quartet-online.
場所 健康古民家かのう
(巣鴨駅から徒歩10分 〒112-0011 東京都文京区千石 3-28-5)
開演5分前に敷地内の玄関外にお越しください。
くわしくは入金後にご連絡いたします。